なんでもこなす猫執事のギャップが魅力的 深読みしてしまう漫画「猫執事とお嬢様」が怖いけど続きが気になる(1/2 ページ)
……どうかされましたか?
漫画家のおじさん/葵 日向(あふひ ひゅうが)さん(@gennkinauma/pixiv)のちょっとブラックなテイストの漫画「猫執事とお嬢様」が続きが読みたくなる独特な世界観で人気を集めています。
ある日のこと、学校で大人しい雰囲気の女の子・天上院まどかちゃんは、授業でスケッチ帳に描いた絵を他の女の子に見られ「変なのー」と笑われてしまいます。それから大きなお城のようなお家に帰るまどかちゃんを「おかえりなさい、お嬢様」と出迎えるのは猫執事の原田さん。お嬢様に元気がないことを察して相談を受けた原田さんは、一緒にスケッチの練習をしようと提案します。
楽しそうに練習をして先生に褒められるほど上達したまどかちゃんですが、その様子を見たある女の子たちにスケッチ帳をぐちゃぐちゃにされ、「せっかく原田さんと練習したのに…」と涙を流しながら原田さんに謝るまどかちゃん。それに「大丈夫、大丈夫ですよ」と抱きしめる優しい原田さん……と思いきや、そんな猫執事の目は笑っていなく、「きっと犯人はもう罰を受けているはずですから」と意味深な一言。そして後ろのクローゼットの中からはなにかの液体が。
そういえばお嬢様をお迎えに出たとき、なぜか手をフキフキしていたような……。なお次の日には学校が休みになり、先生たちが忙しくなるという事態になっています。「せっかくなので絵の具の塗り方を勉強しましょうか」と提案する原田さんの言葉も意味深に聞こえてくる……!
かわいい猫の執事さんに見えて、日々見守っているまどかちゃんを「傷つけたり、危害を加えたりする者がいると、相手を削除する」という、ギャップが強烈すぎるキャラクターの原田さん。また天上院財閥の一人娘のまどかちゃんの周りには、なぜかいじめっこや変態などがあつまり、さらにお金目的の誘拐犯も狙いにくるという状況で、それをいつも原田さんが気づかないように対処する、というお話が描かれます。
特に続きの物語で、お嬢様の誘拐が計画された際には、実行直前に犯人の後ろから現れて「ゴツ」と一撃。闇夜からこっそりと現れ、手を下すと同時に「にゃお」とかわいい鳴き声が聞こえるのがもはやホラーです。
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