GT-Rの500馬力エンジンを載せちゃった♪ 「魔改造ハイエース」が気合い入りまくり:東京オートサロン2018(1/2 ページ)
チューニングカー系ブースでないのにこの気合い。お姉さん写真も。
「東京オートサロン」はドレスアップとカスタムの魅力でワクワクさせるチューニングカーの祭典。2018年はどんなぶっ飛んだクルマがあるのかと身構えていた矢先、“展示会場へ入る前”の階上通路ブースにいきなり怪しい雰囲気のクルマときれいなお姉さんが待ち構えていました。
その名は「ビタボン号」。韓国発の加熱式ビタミンスティック「VITABON」ブースのデモカーです。一見すると、VITABONのロゴとともに、車両をつや消しブラックに全塗装し、リアウイングやオーバーフェンダーによる派手なエアロパーツ、座席も6つのバケットシートに置き換えた、スポーティさを前面に押し出した仕様です。
しかし、中身の本気度はただの商品PRカーではありません。お姉さんに気を取られて、これを見逃した来場者は多かったかもしれません。よく見ると、フロントにハイエースには通常存在しない巨大なインタークーラー、そしてリアにはぶっとい4本出しのマフラーエンドと「VR38DETT」の文字が見えます。なんとハイエースに日産GT-Rのエンジンを載せちゃいましたというぶっ飛び仕様だったのでした。うへぇ、すごい。
VR38DETTは、日本が誇る高性能スポーツカー「R35型GT-R」専用に設計された3.8リッターV型6気筒のツインターボエンジンです。初期モデルは480馬力、近年の2018年モデルでは570馬力まで出力が高められています(関連記事)。なお、GT-Rからエンジンと排気系を移植しながら、トランスミッションはハイエースのノーマルマニュアルトランスミッション(G55型)を切り貼りした大改造で対応したのにも驚きです。
VITABONブースの担当者によると、Tropical Discoなどへの出展でPR活動を進めながら、現時点のノーマル出力からさらにチューンを煮詰め、最終的には800馬力以上を目指しているそうです。「ははは。趣味カーですよ。趣味、趣味。ちゃんと乗れますよ」とVITABONの輸入・販売を担うCSO社長でオーナーの呉氏はさらりと笑って答えます。いくら掛かったかって? 「ウン千万単位にはなっていると思うが、もう把握できないくらい。たいしたことないよ」だそうです。クルマ好きの趣味もここまで行くとまた違った楽しい世界が見えてきそうです……。
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