明治・大阪工場の巨大板チョコ看板が話題に 3~5月には無料工場見学も実施
今にも溶けだしそう……!
チョコレート菓子でお馴染み、明治の大阪工場に超巨大なチョコの看板が鎮座しているとTwitterで話題になっています。そこで今回は、なぜこのような看板のデザインになったのか、明治に直撃してみました。
話題になっているのは、大阪府高槻市朝日町に位置する「大阪工場」。
話題の看板は明治の板チョコレートを模しており、高さ27.6メートル×幅165.9メートル。これは「明治ミルクチョコレート」の約38万枚分に相当し、2011年12月には「世界最大のプラスチック製広告看板」としてギネス世界記録にも認定されたほど。
看板自体は2011年に設置されたものでしたが、まだまだ存在を知らない人も多かったようで、写真付きで紹介したツイートは2万回以上RTされています。ツイートを見たTwitterユーザーからは、「食べられそうな工場だな」「夏になったら、溶けそうですね」といった声が挙がっていました。
そんな明治の大阪工場ですが、なぜこのようなデザインの看板になっているのでしょうか? 明治の広報担当者に聞きました。
なぜ超巨大チョコレートのデザインに? 広報担当者に狙いを聞いてみた
――そもそもどういう経緯で、この看板を立てることになったのでしょうか?
明治: ビックミルチを制作した2011年2月当時、大阪工場の建物を建て替えており、これを機に、何か地元の方やお客様に喜びや元気をお届けできる明治らしい楽しい仕掛けができないかを検討していました。そこで話し合いの結果生まれたのが、弊社の看板商品「明治ミルクチョコレート」を模した巨大看板「ビッグミルチ」だったのです。
――「ビッグミルチ」という名前の由来は何だったのでしょう?
明治: もともと社内では「明治ミルクチョコレート」を長年「ミルチ」の愛称で呼び続けてきました。その愛称を社内に留めることなく、ぜひ皆さんにもこの「ミルチ」という愛称で親しんでいただきたいという思いから、看板の設置を機に「大きなミルチ」=「ビッグミルチ」と名付けることになったのが由来です。
――「ミルチ」の愛称から生まれた看板とのことですが、なぜ看板でこのデザインを起用しようと思ったのでしょうか?
明治: 弊社の主力商品であり、ブランドイメージの象徴が「ミルクチョコレート」だったので、それをそのまま看板に使用しました。
――最後に「ビッグミルチ」のデザインが公開されてからの、周囲の反応を教えてください。
明治: 近隣住民の方は看板を設置した当初、巨大な「ミルチ」の存在に驚かれたようです。また、現在ではJR京都線からもこの看板がよく見えることから、明治のみならず、地域のシンボルとして年数を経るごとに認知されるようになってきています。
というわけで、大阪工場のリニューアルを記念して、企画されたのがこの超巨大なチョコレート看板「ビッグミルチ」ということでした。
ちなみに大阪工場では、3~5月に限り、工場見学の後に「ビックミルチ」の見学を実施中。工場見学は完全予約制で、事前に電話での申し込みが必須となっています。
【追記】一部表記を修正しました(1月17日13時35分)
関連記事
明治「サイコロキャラメル」生産終了 「サイコロの旅」で使った「水曜どうでしょう」ファンからも悲しみの声
1927年以来、約90年にわたって販売されていました。チョコボール「金のエンゼル今だけ2倍」がソシャゲっぽいと話題に 森永製菓「まったく意識していなかった」
ハライチの岩井勇気さんも「#チョコボールガチャ」に挑戦し続けるなどソシャゲ感にツッコミ多数。ついやってしまう「プチプチつぶし」、始まったのは1970年代? 老舗メーカーに聞いた気泡緩衝材“プチプチ”の歴史
10年前、夢中になった「∞プチプチ」誕生の秘密も。“キノコタケノコ戦争”ついにドラマ化 昼ドラ風ショート動画「きの子と竹彦」公開
繰り広げられるドロドロな戦い(チョコだけに)。おまけ付き菓子の世界に異変? 大人が夢中になるバンダイ「スーパーミニプラ」はなぜ生まれたか
2016年にザブングル。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.