伝統工芸や「はがねのつるぎ」を次世代デザインのモチーフに SUV「Xmotion」とセダン「Qインスピレーションコンセプト」、日産が公開(1/2 ページ)
伝統工芸の意識を融合し、未来感あふれるデザインが誕生。
日産自動車が、米国で開催された「デトロイトモーターショー2018」で次世代車種のコンセプトカー「Xmotion」と「Qインスピレーションコンセプト」を発表しました。
「Xmotion(クロスモーション)」は、4+2のレイアウトを採用した3列シートのSUV(スポーツタイプ多目的車)です。エクステリアにはVモーショングリルやブーメラン型ヘッドランプといったデザインアイデンティティを継承して用いながらも、次世代車として新たな工夫を込めました。
それは「伝統」の融合。Vモーショングリルは、日本建築からヒントを得た「深みと光沢のある色合いで表現する手法」を取り入れて、より力強く見えるように表現したそうです。また、鋭いブーメラン型のヘッドランプは「はがねの剣」をモチーフにしたそうです。ウインカーやポジションランプまでが統合されたシャープな形状がフロントマスクのデザインを引き立たせています。
インテリアにも日本の伝統的な工法や素材も採用。伝統工芸をヒントに、未来感あふれるデザインが生まれたことに少し驚きです。
「Qインスピレーションコンセプト」は、海外市場向けの高級車ブランド「インフィニティ」の次世代中型セダンの在り方を示したコンセプトカーです。
100%電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)といったパワートレインの導入を見据えたというデザインは、セダンでありながらもスポーツカーのような流麗なフォルムを実現しています。
また、2017年に発売されたSUV「QX50」で初めて採用された可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用します。VCターボは、圧縮比を自在に変化させることで最適なパワーを効率よく生み出すことを可能にするコンパクトな直列4気筒のターボエンジン。高出力と燃費を両立し、ノイズや振動の低減や軽量化も実現する次世代のエンジンとして期待されています。
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