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大学生が作った「リアルスポイト」装置がすごい! センサーで身の回りの色を読み取り、絵の具を自動配合
調合に悩む必要がなくなるから、「描きたいもの」をそのまま実現できる……!
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大学生が自主的に制作したという、「周囲の物の色を認識して絵の具でその色を自動生成する装置」がまるでイラストソフトのスポイト機能のようだと、Twitterで注目を集めています。
話題になっているのは、東京大学機械情報工学科学生のたかはまさんが作った装置。装置を認識したい物体に這わせることで、誰でも簡単に色を抽出することが出来ます。
たかはまさんは、装置を実際に操作する様子を動画でも投稿。まず、カラーセンサーにより物体の色を読み取ることで、色がPCのディスプレイ上に表示されます。さらに装置は複数色の絵の具のタンクに接続されており、スイッチを入れることで、ディスプレイに表示した色を実際にその場で調合することが可能。ポチっと押すだけで、センサーで読み取った「緑色」が見事に絵の具で再現されました。
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制作したたかはまさんに聞いたところ、装置は授業の一環で作ったもので、制作期間は約1カ月とのこと。色センサーの存在を知り、身の回りの色を再現できたら面白そうだと思ったのが制作のきっかけだったのだそうです。また最も苦労したのは、色を混ぜ合わせるバランスの調整や必要な分だけ色水を注ぐ構造を作ることだったとのこと。
苦労のかいもあり、Twitter上では「凄すぎる」「リアルスポイトや……」と驚愕(きょうがく)する声が多数寄せられています。
画像提供:たかはま(@grouse324st)さん
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※若干のネタバレを含みます。
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