「3本目の棒が見えたらハンドルを……」 トヨタ、教習所向けの標準教習車「トヨタ教習車」を刷新 22年ぶり(1/2 ページ)
運転しやすそうなやさしい工夫が随所に。
トヨタ自動車は2月1日、運転免許教習専用の新型車「トヨタ教習車」を発売しました。トヨタの教習仕様車として、1995年から2017年まで製造されていた「コンフォート教習車」以来の新型車となります。価格はMT(マニュアルトランスミッション)車が187万5960円(税込、以下同)、AT(オートマチック)車が194万2920円です。
新型のトヨタ教習車は、普通自動車免許取得のための教習車としての条件を満たす標準車種として展開。小型セダン「カローラ アクシオ」をベースに、フロントピラー(窓柱)を細くしてより広い運転視界を確保。また、位置感覚を掴みやすいように車体の中央位置を示す補助マークを付けたダッシュボード(インストルメントパネル)や、運転者の体格を問わず正しい運転姿勢に調整しやすくしたシートなど、「これから免許を取る」人に配慮したやさしい工夫を新たに盛り込みました。指導員用ドアミラーや教習生の運転を確認できるインジケーターランプなどの円滑に教習を進めるために必要な機能も標準で備わります。
このほか、急ブレーキを掛けたらハザードランプが自動点滅して後続車に注意を促す「緊急ブレーキシグナル」なども装備。路上教習中に出会う一般後続車に向けた教習中の安全性も考慮しています。
エンジンは1.5リッターのガソリンエンジン「1NZ-FE」で、無段階変速AT「Super CVT-i」を搭載したAT車と5速MT車を用意します。ボディカラーはスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカ、アバンギャルドブロンズメタリックの全4色から選択できます。販売目標台数は年間850台です。
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