マツダ、中型SUV「CX-5」を刷新 エンジンに多数の新技術(1/2 ページ)
価格は200万円台半ばから。福祉車両「助手席リフトアップシート搭載モデル」も刷新。
マツダは2月8日、クロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「CX-5」のマイナーチェンジ版を2018年3月18日に発売すると発表しました。価格は、SKYACTIV-G 2.0搭載の標準モデル「20S」で249万4800円(税別、以下同)からです。
CX-5は、同社の最上位SUV「CX-8」(関連記事)とコンパクトSUV「CX-3」の中間に位置する車種。2017年2月にフルモデルチェンジされました。
今回のマイナーチェンジ版では、走行性能と燃費を向上させるさまざまな新技術を搭載したエンジンの刷新とともに、使い勝手や安全性を高める装備も充実させています。
エンジンは、2リッター/2.5リッターのガソリンエンジンと2.2リッターのクリーンディーゼルエンジンの3種類を用意。2リッターの直列4気筒直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」は、「エッジカットピストン」「低抵抗ピストン」などの新技術を採用、上位の2.5リッターのエンジン「SKYACTIV-G 2.5」はそれらに加えて「気筒休止」技術をマツダとして初めて採用し、走行性能と燃費性能を高めています。
また、ディーゼルエンジンには上位車種のCX-8と同じ2.2リッターの「SKYACTIV-D 2.2」を採用。「急速多段燃焼」と呼ばれる新技術によって、燃費性能を高めつつも、最大出力をこれまでの約175馬力(129kW)から190馬力(140kW)に、最大トルクも42.8kgf-m(420Nm)から45.9kgf-m(450Nm)にそれぞれ高めています。
安全装備についても、走行速度に応じてドアを自動でロックする「車速感応式オートドアロック」が全車標準装備となり、「360度ビューモニター」のオプションも新たに設定しました。360度ビューモニターは、車両の前後左右に設置する4つのカメラによって、死角や障害物との距離を運転席から目視で確認できる機能です。
助手席の回転・昇降機能を搭載する「CX-5 助手席リフトアップシート車」も刷新
福祉車両の「CX-5 助手席リフトアップシート車」も同時に刷新します。
CX-5 助手席リフトアップシート車は、高齢者や身体の不自由な方の乗り降りをサポートするリフトアップ機構付きの助手席を備えたモデル。付属のリモコンやシート両側のスイッチで操作できるほか、スカートや和服の人も袖を乱すことなくスムーズに乗降できるとしています。
今回のマイナーチェンジ版では、上記の改良点に加えて、より低廉な2リッターガソリンエンジン搭載モデルを追加しました。価格は284万円からです。
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