「やだ……Googleって便利すぎて怖くない？」　PCど素人の女子高生、Google先生の圧倒的支配力にとまどう（3/3 ページ）

父　コメントを残せばGoogleがメールで通知してくれるから、抜け漏れもない。チャットとGoogleドキュメントで99％の作業が完成する。

娘　こうやって仕事のやりとりをするのかー。まるでSF映画みたいだ！

父　スマホで作業や確認もできるから、各自がそれぞれのペースで進行できる。結果、仕事が早く進むわけ。

娘　じゃあさ、もはやメモとかちょっとしたアイデアとか、ぜんぶインターネット上でやっちゃえばいいじゃない。

父　もうここ10年以上、お父さんはそうしているよ。手帳やスケジュールもオンライン。紙のメモ帳は最低限しか使わない。お前もそうする？

娘　いや、手帳は紙が好きだからやめとく。プリクラとかの写真も貼りたいしね。

父　なるほど。まあ、好きに組み合わせればいいよ。

娘　どうでもいいけどさ、Googleって便利すぎて怖いというか、ネット上での支配力強すぎない？　人生を乗っ取られそうで不安になるわ……。

集めたり書きためたデータってどこにあるの？　失われないの？　

娘　素朴な疑問なんだけど、GoogleドライブもGoogleフォトもデータはGoogleが保持してるってことでしょ？　だから端末が壊れたりしてもデータは失われない、と。

父　そう。

娘　データそのものは、どこにあるんだろ。

父　どこかにあるGoogleのサーバ上のほんの片隅に置かれている。ひとことで言うと、クラウド上ってことになるな。

娘　それって不安じゃない？　もしもGoogleのサーバが壊れたり、火事になって燃えてしまったら大変だよ。

父　そんなことより、お前自身のセキュリティ意識を高めとけ。Googleアカウントのパスワードを「123456」に設定しかけたお前に、Googleをあれこれ言う資格はない。

娘　ぐぬぬ……。

父　ところでお前、市原隼人がタイプなんだ？

娘　人のGoogleフォトをのぞき見してんじゃねえよ！

今回の「娘からも言わせて！」

（つづく）