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一発2億4000万円! オトコのお仕事「種牡馬」とは? 99%が童貞の「超格差社会」を勝ち抜いたエリート馬たちの世界(前編)(2/4 ページ)

究極の勝負の世界。

1シーズンで280頭斬り!

 昔は1頭の繁殖牝馬に3回種付けをするのがザラで、1シーズンの種付け頭数はせいぜい100頭ぐらいまででした。

 しかし昨今は医学の進歩で1頭あたりの種付け頭数が飛躍的に伸びています。2017年度にドゥラメンテは284頭と種付けをし、2016年度にルーラーシップが記録した280頭を上回る国内サラブレッドの1シーズン種付けの史上最多記録を樹立。


人気種牡馬とそれ以外の差は歴然(by 馬面長伊奈, by Chabata k, by Goki

 なお一生のうちの種付け総頭数の国内最多記録はクロフネの2892頭。人間で言うともはや3000人斬り間近の数字ですが、これさえいずれディープインパクトらが抜くのではと見られています。

 しかし、1頭でより多くのメス馬に種付けできるようになったので、全体の種牡馬の頭数はかなり減ってしまいました。

 さらに地方競馬のスーパースターだったアジュディミツオーらに至っては、2017年の種付け数が0頭になるなど、人気馬とそうではない馬がクッキリ分かれています。人間のモテ事情と同じように、モテ格差の時代です。

20秒足らずで「バケツ半分の量」を発射!

 「馬の種付け」はほんの数回腰を動かしただけで終わってしまう、おどろくほどあっけないもの。最初から最後まで、ものの20秒程度で終わってしまいます。

 それなのに馬の精液量はとても多く、バケツに半分ほどの量を一発で出します。


バケツに半分……バケツって……

 以前は同じ馬同士で3回ほどは交配しましたが、現在は技術が進み、一発で妊娠させられることが多くなったため、1回だけ……といったことも多く、あっけなさはさらに増しています。

 売れっ子の馬は1日4~5発は当たり前。まるで流れ作業のように淡々と、短い時間で“こなせる”種牡馬ほど、「うまい種牡馬」として重宝されるそうです。そこに愛はあるのかい……?

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