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『週刊少年ジャンプ』や「B'z」とコラボしたオリジナル人生ゲームが登場 タカラトミー「人生ゲーム」発売50周年

日本の「人生ゲーム」も今年で50歳です。

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 タカラトミーの「人生ゲーム」が2018年で発売50周年を迎えることを記念して、シリーズ61作目となる新商品に加えて『週刊少年ジャンプ』とのコラボ商品、さらにロックバンド「B'z」とコラボした限定商品を発表しました。

「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」

 同じく2018年に創刊50周年を迎える『週刊少年ジャンプ』(集英社)とコラボした人生ゲーム「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」では、現在連載中のジャンプ作品~過去の人気作まで約50作品が登場。「ドラゴンボール」の孫悟空や「ONE PIECE」のモンキー・D・ルフィらがコマとなり、また通常のお札に代わり「Jメダル」を使用します。

 漫画を読むかのように楽しめるのが特徴で、マスに描かれた漫画の名シーンや印象的なシーンがゲームを盛り上げます。価格は4500円(税別)で、2018年7月に全国の玩具店などで発売予定です。

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左から「孫 悟空(DRAGON BALL)」「両津 勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」「竈門 炭治郎(鬼滅の刃)」「アスタ(ブラック・クローバー)」「日向 翔陽(ハイキュー!!)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」「緑谷 出久(僕のヒーローアカデミア)」「エマ(約束のネバーランド)」(全8体)
「DRAGON BALL」/「ONE PIECE」/「HUNTER×HUNTER」のあのシーンが人生ゲームのコマに
「僕のヒーローアカデミア」/「Dr.スランプ」
「DEATH NOTE」/「銀魂」
アイテムカードもオリジナルのものになっています

 まさかのロックバンド「B'z」とコラボして生まれた「B’z人生ゲーム」は、2018年の4月1日から開催される同バンドのデビュー30周年を記念した展示会「B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018」にて限定販売されるもの。プレイヤーはB'zのスタッフとなり、バンドを盛り上げながらNo.1スタッフを目指します。

 ちなみにマス目は、B'zの松本孝弘さんと稲葉浩志さんも協力し制作され、メンバーのイラストはB'zのオフィシャルアートディレクター描き下ろしとなっています。価格は未定。

「B’z人生ゲーム」

 その他にも、日本の50年を体験しながら楽しめる記念商品「人生ゲームタイムスリップ」(税別3980円)を3月31日に発売。さらにリアル体験型のイベント「まちあそび人生ゲーム」が、同社オフィスもある青戸(東京都葛飾区)の商店街を舞台に、2018年秋実施される予定です。

「人生ゲームタイムスリップ」
「まちあそび人生ゲーム」は2018年秋に開催予定
過去の実施の様子(※別地域で開催)

 1968年に発売された初代「人生ゲーム」は、米ボードゲーム「THE GAME OF LIFE」の直訳版に近いものとして登場。その後1983年発売の3代目から日本オリジナルの内容となり、2016年4月には8年ぶりにスタンダードモデルがリニューアル。現在7代目まで続く“国民的ボードゲーム”となっています。

 なお50周年シンボル作品として制作された「輪島塗人生ゲーム・春夏秋冬」は、今後のイベントなどで展示予定。こちらはその伝統感じる見た目だけでなく、職業を「虫」で表したり、給料日を「小判」で表すなど、日本独自の文化を融合。プレイも可能な、世界に一つだけの「人生ゲーム」となります。

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「輪島塗人生ゲーム・春夏秋冬」
左:初代「人生ゲーム」/右:7代目スタンダード版「人生ゲーム」

「人生ゲーム」50周年に寄せて

日本における「人生ゲーム」の生みの親・佐藤安太氏(株式会社タカラ創業者)のコメント

「1968年(昭和43年)「THE GAME OF LIFE」を初めてみたとき、多くの人は『日本では受け入れられないだろう』と口をそろえて言いました。パーティーゲームというコンセプトに日本人は馴染めないだろうし、そもそも内容があまりにもアメリカ的で日本とかけはなれているという理由からでした。また、日本では、子どもがお金もうけの話をすることや、お金持ちになることが1番という考え方は、はしたないといった風潮もある時代でした。

しかし私は、"このゲームには、米国の自立精神が盛り込まれている" "これを日本の子どもたちに伝えたい"と考えました。「人生ゲーム」は、先にゴールにたどり着くことを競うのではありません。職業を決め、給料をもらい、結婚し、子どもが生まれる。その間に、家を買い、生命保険に加入し、株式投資などを行い、最終的に1番お金を持っている人が勝ち、というゲームです。お金の価値を知り、人生をどのように歩んでいくか、日本の子どもの自立を促す文化的、教育的な役割も果たしてきたのではないかと思っています」

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