「前世からお慕い申しておりました」 現代の学校で再会した前世の夫婦描いた漫画にキュンキュンする人続出
前世は明治時代の夫婦だったという2人の奥ゆかしい距離感がたまらない。
前世で夫婦だった2人が、現代の高校の先輩後輩として学校で出会う漫画「前世からお慕い申しておりました。」にキュンキュンする人が続出しています。
漫画を描いたのは、『バッフルとぼく』の作者であるワイエム系(@yye6kk)さん。TwitterやFacebookでも、作品を公開しています。
物語はある学校でのランチ時間の風景から始まります。この漫画には「リマインダー」という前世の記憶がある人達が登場し、主人公の沙彩もその1人。友達が「お兄ちゃんのクラスの友達が沙彩と同じなんだって」と、学校の先輩にリマインダーがいることを沙彩に教えてくれます。
そのリマインダーが自分と同じ時代の人だと聞いた沙彩は、「それはお話してみたいですね」と友人とお兄さんのクラスを訪ねます。
ついに前世で同じ時代に生きていたという先輩と対面。すると、沙彩と友人のお兄さんの友達である龍平は出会った瞬間「おじいさん…?」「ばあさんか…?」とお互いポカン。え? 元夫婦!?
「お久しぶりです。カエ様」「それは前からやめてくださいって申してたでしょう。源三さん」となんだかよそよそしい2人。前世では政略結婚のような身分差のある婚姻だったそうで、それゆえなかなか砕けた言葉遣いとしてくれない夫に、最後には無理やり「ばあさん」と呼ばせていたことを明かす沙彩。か、かわいい……。
そんなやり取りの中、不意に沙彩は「そうだ、おじいさん、今日の晩ご飯は何が食べたいですか?」と龍平に声を掛けます。彼はつい「じゃあ、煮付けにしてください」と答え、まさに明治時代にタイムスリップしたような自然な会話が。これには友人とその兄も「前世ギャグやべえ」と爆笑。
友人を交えて打ち解けた会話をしているのにもかかわらず、沙彩には前世と変わらない接し方の龍平。「今度(現世)は、昔(前世)とは違います。呼び捨てでもいいくらいですよ」と沙彩が呼びかけるのですが、龍平は照れた様子で「無理です」。これは、ついついギャップ萌えしてしまいます。
「ねえ、150年ぶりに会ってどうだった? また結婚したい?」……最後に、友人の問いかけに沙彩はこう答えます。「前世からお慕い申しておりましたから」
今の時代ではあまり感じることができないこの奥ゆかしさや心の距離感などに、尊い……これは尊い、なにこれやばい、まじで息できなくなった、はてしなくたまらなくときめいた、などのリプライが寄せられています。相手に求めすぎることなく、押しつけることもなく、深い愛を持って、ただそこにいる。「愛してる」ではなく「お慕い申しております」。現代にもこんな愛の形はまだ残っているのでしょうか。
漫画は、Twitter、LINE マンガ インディーズやpixivなどでも読める他、Boothで電子書籍としても販売されています。
画像提供:ワイエム系(@yye6kk)さん
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