噴火で目撃された自然の驚異と美しさ　霧島連山「新燃岳」の恐ろしくも鮮やかな光景に「奇麗」「美しい」の声

　3月に入り噴火活動が始まり、6日には爆発的噴火が7年ぶりに発生した「霧島連山 新燃岳」（鹿児島・宮崎）。そこで撮影された自然の驚異と鮮やかに躍動するその一瞬を切り取った写真がTwitterで注目を集めています。

　星空を背景に、まるで生きているように立ち上る薄墨色の噴煙。静かささえ覚える寒色を、下の火口から眩しいくらいの赤橙のマグマが激しく照らし、恐ろしくも美しい非日常の光景を見せています。

　投稿したのは、霧島連山に撮影で通い続けている写真家のTaishi.T（@Deeper_xt2）さん。気象庁から警戒が呼びかけられ、入山規制がとられている周辺地域ですが、撮影は警戒範囲の外である噴火口より7キロほど離れた観光地の駐車場で行ったもの。今回の噴火の規制区域に住宅地はなく、噴火活動は収束に向かっているとのことでした。

　今回、一時的に立ち入れなくなるほどの噴火が確認され、「不謹慎ながらその瞬間すら美しいと思いました」と話すTaishi.Tさん。コメントでは「すごい」「まさに自然」と、現実に起こっている光景を捉えた写真に驚きの声を寄せる人、また同じように「奇麗」「美しい」と感動した人の声も上がり、「自然の驚異を伝えることは不謹慎ではない」などの反響を呼んでいます。

　Taishi.Tさんは他にも多くの風景写真をTwitterとInstagramに投稿していて、中にはまるで映画「君の名は。」の世界観そのままのような、今回とは違う穏やかで幻想的な霧島連山を写した作品なども公開しています。

画像提供：Taishi.T（@Deeper_xt2）さん