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コナンの犯人が“映画泥棒”に!? 日中韓三カ国による「知的財産を守ろう」協同キャンペーンがスタート

啓発動画は、3月24日からYouTubeをはじめとした動画サイトにて配信予定。

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 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(以下:CODA)と経済産業省は、中国・韓国両政府と協力し、違法サイトや海賊版、偽のキャラクターグッズなどに関わらないよう促す知的財産保護キャンペーンを3月24日から開催します。日本からは「名探偵コナン」のほか、あの“犯人”も啓発ポスターや啓発映像に起用されています。

啓発ポスター
左下にチラッと犯人がいますね……

 この三カ国協同のキャンペーンは、昨年6月に東京で開催された「第10回日中韓文化コンテンツ産業フォーラム」において“知的財産保護のため、三ヵ国協同の広報・啓発事業を実施する”との合意を受け実現したもの。現在世界中で著作権侵害が問題視されており、この問題の根本的解決には皆が「海賊版や違法サイトを見ない・買わない」ことこそが有効な解決策であるとの考えから行われることになりました。

 今回のキャンペーンでは三カ国それぞれの有名コンテンツからキャラクターを起用しており、中国からは「大暴れ孫悟空」から“孫悟空”、韓国からは「ポンポン ポロロ」から“ポロロ”、そして日本からは先述したように「名探偵コナン」から“江戸川コナン”と“怪盗キッド”が起用されています。また、3月24日からはこれらのキャラクターを使った啓発映像(子ども向け、大人向けの2種類)もYouTubeで公開予定。大人向け映像コンテンツでは、2人組の“犯人”がモニタを覗き込み“映画泥棒”のようなことを……。

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子ども向け映像コンテンツ(3月24日からYoutubeで公開予定) (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 (C)上海美术电影制片厂有限公司 (C)ICONIX / OCON / EBS / SKbroadban
大人向け映像コンテンツ(3月24日からYoutubeで公開予定) (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

 海賊サイトなどの違法サービスは日本国内でも大きな問題となっており、著作権侵害側がサーバーを海外に設置するなど、犯罪が国境を越えて行われるケースが増加。こうした問題に対し、CODA広報は「そういった海賊版や違法サイトを見ない・買わないことこそがコンテンツの未来への力強い支援となる」とコメントしています。

(大里ミチル)

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