「TBSオンデマンド」が6月でサービス終了 今後の動画配信はテレ東やWOWOW共同出資の「Paravi」で
スタートから10年でした。
TBSの有料動画配信サービス「TBSオンデマンド」が2018年6月30日をもってサービスを終了することが、公式サイトで発表された。今後TBSのドラマやバラエティといった番組コンテンツは、4月1日にサービスを開始する動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で提供される。
TBSオンデマンドは、前進の「TBS BooBo BOX」をリニューアルする形で2008年にスタート。TBSが持つ過去番組をネットで見られる有料サービスで、月額300円~2000円で一定話数の番組が視聴できる「月額ポイントコース」の他、2016年10月からは月額900円で対象作品が見放題となる「プレミアム見放題コース」を開始した。注目番組が放送から原則1週間以内は無料で視聴できる見逃しサービスも提供中。
2018年4月1日以降は新規ドラマ、バラエティの配信の予定はなし。6月30日までは引き続きコンテンツを提供し、保有ポイントも利用できる(ポイントの返金は無し)。月額利用料の請求は2018年6月分をもって自動的に停止する予定だ。
とって代わるサービスとなる「Paravi」は、TBS、テレビ東京、WOWOW、日本経済新聞社、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社出資によるプレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営。TBS、テレビ東京、WOWOWで放送されたドラマやバラエティ、オリジナルコンテンツなどが月額925円で見放題となる。
3月中に先行登録した場合は4月末まで無料で利用でき、TBSオンデマンドの有料コース会員は「のりかえプラン」の特典として最大2カ月無料になる。「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」「SPEC」シリーズなどのドラマはすでに配信中だ。
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