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茹でて食べる「パスタ」で包丁を作ってみた → ペットボトルを貫通するほど硬く鋭い切れ味に

かためのアルデンテとかそういう次元じゃない。

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 以前に世界一硬い食べ物「かつお節」でナイフを作ったYouTubeの投稿者が、今度は同じく食べ物の「パスタ」でまさかの包丁を生み出しています(関連記事)。弾力性と硬さがあるとはいっても刃物になるとは。

※研ぐ(削る)音に注意
だからなぜそう思った……!?

 始めになにをするのかさえ想像がつかない麺類での包丁作り。まずは普通のパスタ(乾麺)をミキサーで粉末状にしてふるいにかけ、水やデュラム・セモリナ粉(パスタの原料)を加えて練っていきます。まだここまでは料理感ある。

 次に、できたものを真空パックシーラーにかけてつぶし、本物の包丁を型にしてカッターで切り出します。するとその柔らかい包丁型パスタを、レンジで通常のパスタをゆでるかのように容器にお湯と一緒に入れてはチン。さらにあらかじめ作った枠と網で挟むようにして、ここから1週間乾燥させます。長い道のりだ……。

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最初に乾麺パスタを粉状に
水を入れて練って包丁の形に
レンチンで普通にゆでるような工程から
1週間の乾燥作業へ

 乾燥してカチカチになったら、カツオ節削りで削っていく作業がスタート。なんとも言えない音を立てて形を整えたら、ついに砥石が登場。よく洗って消毒も施しつつ、「#150」「#400」「#600」「#1000」「#6000」「#8000」とだんだん目の細かいもので研いでいき、最後には以前の100円の包丁を研ぐ動画(関連記事)でも登場した「#30000」(3万1000円)の砥石を使ってガチの仕上げに入ります。

パスタを削っていきます
砥石でパスタを研ぐ人って他にいないんじゃないかな……?

 ……と、これで終わりとおもいきや、食品用シリコンを取り出した投稿者。なんと今度はそれで包丁の型を取り、再び液体状のパスタを流し込んではチンして乾燥させる作業へ。型を取るのに10時間、その後の乾燥にまた1週間かけては、別の作り方でもう1つパスタ包丁を作るようです。すごい情熱……!

食品用シリコンで10時間かけて包丁の型をとる本気具合……!
合計で2週間かかってる

 そしてこちらもヤスリと砥石で同じだけ時間をかけて研いだら、小麦色に輝く「パスタ包丁」が完成。しっかり型をとったおかげで見た目は黄色い包丁といった感じですが、第一印象はそこまで強度があるようには思えません。

これがパスタ包丁……!
小麦色に輝くオモチャみたいな見た目ですが……?

 ……が、試し切りではどちらの包丁もトマトをぐしゃっとさせずにスサッと切り、ザンザンと段ボールに穴を空け、さらに2つ目のパスタ包丁では「水入りペットボトル」を貫通させることが可能という結果に(!)。また一つ食べ物製の凶器ができてしまった……。

めっちゃ切れてる!
ペットボトル貫通はやべえ……

 コメントでは「パスタで殺されるのかもしれないのか…」「頭がおかしい(褒めてる)」と驚きと称賛の声が寄せられ、海外からも「素晴らしい」や「これまでと同じようにはパスタを見られなくなった」などの声が多く寄せられる反響を呼んでいます。

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 ちなみに最後にはパスタ包丁を塩ゆでし、タレッジョとゴルゴンゾーラ・ピカンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、モッツァレラの4種のチーズと生クリームで作ったソースと合わせて、3本の箸をフォークにして食べるという謎においしそうなオチも用意されていました。

なにこれおいしそう
ホントに食べてた……

動画投稿者:圧倒的不審者の極み!さん



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