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青色塗料を使っていないのに青く見える レクサスの不思議塗装「ストラクチュラルブルー」がすごい(1/2 ページ)
モルフォ蝶から着想を得て15年かけて開発、約1500万円のレクサス高級クーペに設定するウルトラ特別カラー。(写真20点)
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高級自動車ブランドのレクサスから、美しい青色の羽を持つ「モルフォ蝶」から着想を得た特殊塗装を施した特別仕様モデルが発売されました。
モルフォ蝶は北アメリカ南部から南アメリカにかけて生息する蝶。自然界では珍しい青色に見える羽を持ち、その美しさは“世界一美しい蝶”と称されるほどです。
そんなモルフォ蝶の羽が青く見えるメカニズムを調べ、クルマの塗装技術に応用したのがフラッグシップクーペ「LC500h」と「LC500」の特別仕様車「Structural Blue」です。レクサスの国内累計販売50万台の達成記念車として誕生しました。
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モルフォ蝶はなぜ青く見えるのか。その理由は鱗粉(りんぷん)の特殊な形状にあります。
モルフォ蝶の羽は無色です。しかし羽の鱗粉に光が当たると特定の波長だけが強く反射し、強調される構造となっています。それによって人間の目には青色が強調されて見えるそうです。
この特性に注目したトヨタはこれまで15年もの研究を重ね、青以外の光を吸収し、青色だけを強く反射させる仕組みの構造発色性顔料を開発。青色を使っていないのに青く見えるという不思議な塗料が完成しました。
LC500hおよびLC500の特別仕様車「Structural Blue」は2018年4月5日に発売。価格はハイブリッド仕様のLC500hが1525万円(税込、以下同)、5リッターV型8気筒エンジン搭載のLC500が1475万円です。
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