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米FTC、ゲーム機などの「はがすと保証は無効」シールは違法として大手企業へ警告

対象の6企業は未公開。

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 ゲーム機やPCなどの機器には、「はがした場合保証は無効」などと記されたシールが貼られていることがあります。米国の連邦取引委員会(FTC)がこうした封印を違法とし、大手6企業へ警告書を送ったことを発表しました。対象の企業は未公開。

参考までに、国内版プレイステーション 4 Proの例。背面のHDMI端子とUSB端子付近の2カ所に分解を禁止する封印があり、「はがされた製品の修理は断る」とされている

 当該するシールはたいていネジの上に貼られ、正規のサービススタッフ以外が分解しないよう抑止する役割を果たしています。消費者自身による分解を禁じ、特定の部品や事業者を使用しなければ保証が受けられなくなるとする企業の意向に、FTCは懸念を表明。シールの事例として、修理時に純正部品を使用するよう規定するものや、封印が破損もしくははがされた場合は保証の適用外とするものなどを挙げています。

 こうした記述は、企業が消費者に対して高価な修理契約を結ばせたり、正規部品の使用を強制することを禁ずる「Magnuson-Moss Warranty Act(マグナソン・モス保証法)」に反するとFTCは指摘。警告先の企業へ法を順守して慣行を変えるよう要求し、是正されない場合は法執行措置をとる可能性があるとしています。

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FTCの発表

(沓澤真二)

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