豪華夜行バス「DREAM Relier」に新車両 乗り心地を一足先に試してみた
ゴージャスな夜行バスが新車両でさらにゴージャスに。
西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東が運行する大阪~東京間の夜行高速バス「DREAM Relier(ドリームルリエ)」。乗り心地をさらにアップさせた新車両が、2018年4月27日から運行を開始します。一足先にお披露目された車両の様子をレポートします。
ドリームルリエは2列シートエリア「プレシャスクラス」と3列シートエリア「アドバンスクラス」を備え、全席にパーティションを設置した個室感覚で過ごせる車両。充電用コンセントや無料Wi-Fiなど車内サービスも充実しています。
2列シート「プレシャスクラス」は増席
プレシャスクラスは、特に広々としていて乗車率が90%を超える人気の席。大きくリクライニングして身体を伸ばせ、レッグヒーター付きのぜいたくな座席です。従来車両では4席設けていましたが、新車両では6席に増やしました。
また乗客アンケートの要望に応え、荷物棚を設置。より空間が広く感じられます。網で盗難や落下を防止します。
降車ボタンの位置をヒザに当たらないように移動するとともに、パーテーションの厚みや材質を変え、走行中の軋み音を抑えました。
3列シートもよりゆったりと
「アドバンスクラス」は従来の14席から10席に減らし、シートの間隔や座席の足元の空間を広げ、快適さの向上を図っています。ちなみにシートピッチ(足元の空間)はプレシャスクラスで160センチ、アドバンスで120センチです。
可動式のフットレストは幅を広げ、足を乗せやすく。乗客の声を受けて、下に靴を収納できる形に変えました。
また、3列シートの隣り合ったA席とB席の間は以前はパーティションだけでしたが、プライベートカーテンを設置し、個室感をアップ。
パーティションは素材・厚みとともに、位置や間隔も変え、より席への出入りが簡単になっています。
車両も新しく
行き先表示はフルカラーのLEDにし、見やすさを向上。休憩場所のパーキングでの乗り間違えを防ぎます。ナンバープレートは番号2020とカラフルな色使いの東京オリンピック・パラリンピック仕様ナンバーです。
さらにゆったりと過ごせて、プライバシーも保てるようになった、新しい「DREAM Relier」。2018年の大阪・京都~東京間の旅は快適になりそうです。
DREAM Relier運賃(東京・新宿-大阪 おとな片道)
プレシャスクラス 普通運賃 1万3000円~1万8000円
アドバンスクラス 普通運賃 1万円~1万2500円/得割 8500円~1万1500円
(谷町邦子)
関連記事
最後は謎の感動:福岡から大宮へ15時間! 伝説の「はかた号」を越える新生「キング・オブ・深夜バス」はどれくらいエクストリームなのか試してみた
走行距離1170キロメートル、乗車時間は15時間10分。昨年12月にオープンした「日本最長」の深夜バスに乗って、福岡から東京まで帰ってみました。水曜どうでしょう「壇ノ浦レポート」を生んだ夜行バス「はりまや号」が10月で廃止に
ね、ね、寝れないんだよぉ。都営バスでUSB充電ポートの目撃情報 都内某路線を1台のみで試験運行中
見かけたらラッキー。関東バス、完全個室型の夜行バス「ドリームスリーパー東京大阪号」の運行を1月から開始 予約が激戦の予感?
初となる全11室扉付きの豪華仕様です。Googleマップのルート検索が高速バスに対応 旅費の節約が計画しやすくなったぞ
経路オプションで「バス」にチェックを入れれば、高速バスを使ったルートが表示されます。福岡~大宮間を走る"キング・オブ・深夜バス"「Lions Express」、5月16日出発便をもって運行休止
キング・オブ・深夜バスの称号は再び「はかた号」の手に……。もう深夜バスがツラいなんて言わせない 「はかた号」に個室シート採用の新車両 Wi-Fi、背面マッサージ、空気清浄機と至れり尽くせり
お尻にもやさしい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.