ニュース
キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」が立体商標として登録 文字がなくても何だか分かる
50年以上変わらぬデザインです。
advertisement
キッコーマンは「しょうゆ卓上びん」が立体商標として特許庁に登録されたと発表しました。
立体商標制度は立体的な形状を「商標」として登録し、保護する制度。商品の外観や包装容器の形状、立体的な看板などが対象となります。
今回の「しょうゆ卓上びん」は、文字や図形が表示されていない“食品容器”として登録された数少ない事例。容器をひと目見ただけで「キッコーマンの卓上びん」と認識できることが公的に認められたということになります。
advertisement
キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」は、工業デザインの先駆者でデザイナーの故・榮久庵憲司(えくあんけんじ)氏の設計で1961年に発売。
持ちやすい・液垂れしにくい・倒れにくいという機能とスタイリッシュなデザインが評価され、現在では世界約100カ国の食卓で親しまれています。
「立体商標」制度が日本に導入されたのは1996年。過去に文字や図形のない“食品容器”が登録された例としては、コカ・コーラの「コンツアーボトル(ガラス製ボトル)」や、ヤクルトの「ヤクルトプラスチック容器」などが挙げられます。
関連記事
初となる「音楽的要素のみからなる音商標」が商標登録へ 大幸薬品「ラッパのメロディ」やインテルのサウンドロゴを認定
音声無しの、メロディーやリズム等で認められた初の音商標です。「MONO消しゴム」の青・白・黒色のストライプ模様が商標に 日本で初めて「色彩」が商標登録
セブン-イレブンの色彩とともに登録が実現しました。「ファイトー! イッパーツ!」など CMでおなじみのメロディーが音商標に認定
だいたい脳内再生できる。ショウワノートの「ジャポニカ学習帳」、立体商標として登録
ノートの分野では日本で初めて。乗り物として初 ホンダの「スーパーカブ」の形状が立体商標として特許登録
工業製品全般としても極めて異例。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.