コラム

「音楽が勝手に脳内再生される現象」の名前、知ってる?

実は経験者が多いあの現象。

advertisement

 音楽が勝手に脳内再生される、あの現象の名称をご存じですか? 「イヤーワーム(Earworm)」あるいは「Involuntary Musical Imagery」(直訳すると不随意音楽心像)と呼ばれています。

音楽が勝手に脳内再生される現象→「イヤーワーム」

 イヤーワームはドイツ語に由来し、19世紀には「トム・ソーヤーの冒険」の著者マーク・トウェインも報告。「ひとりでに音楽が頭の中で流れ始める」という経験がある人は、昔から存在していたようです。

 2012年、アールト大学(フィンランド)で1万2000人超のネットユーザーを対象とする大規模な調査が行われており、それによるとイヤーワームには以下のような特徴があるとのこと。

advertisement
  • 多くの人がイヤーワームを経験しているが、「若い」「女性」「日頃から音楽に触れている」の方が起こりやすい
  • どんなジャンルの曲でもイヤーワームが起こる
  • 古い曲よりも、現在の曲の方がイヤーワームのきっかけになりやすい

 また、イヤーワームは個人的な体験であるため、「起こりやすい曲TOP10」のような明確なリストを作るのは難しいものの、現在のヒット曲に偏る傾向が見られるそうです。

イヤーワームを引き起こす実験の結果。古い曲よりも、現在の曲の方が高い成功率(研究論文より)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  4. “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  5. 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  6. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  7. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  8. 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  9. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  10. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」