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満足必至の濃厚旅「観光列車はしご旅」ご存じですか? 「これは楽しそう!」鉄道旅のプロに楽しみポイントを聞いてみた(2/2 ページ)

「焼き肉としゃぶしゃぶとステーキとケーキを1食で食べる」くらいに濃厚な旅になります。皆さんもぜひ!

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絶景!「四国まんなか千年ものがたり」、海の上を走っているような夢心地「しんたろう号」

―― 「四国まんなか千年ものがたり」はいかがでしたか?

 この列車は山あいを通ります。伊予灘ものがたりとはまた大きく違った風景を楽しめます。吉野川に沿って走り、「大歩危(おおぼけ)」「小歩危(こぼけ)」という景勝地も通ります。中でも心に残ったのは箸蔵(はしくら)駅から佃駅の区間です。山あいの坂を下りながら大きくカーブします。するとパッと視界が開け、眼下に吉野川と町の風景が広がります。まさに絶景でした。

「四国まんなか千年ものがたり」は山あいを走ります(写真:「旅と鉄道」編集部)

 車内では地元産の食材を使った食事を楽しみました。予約が必要ないものもいろいろと売っています。地酒の飲み比べや地元の物産もありました。車内でしか買えないグッズもあるので、いいおみやげになりました。

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落ち着いた雰囲気の車内、食事も楽しめます。あぁぁすごくいい雰囲気ですね(写真:「旅と鉄道」編集部)

―― 既にお腹いっぱいな行程ですが、さらに「しんたろう号」にも乗るんですよね。

 しんたろう号は船のようなデッキがある列車です。海沿いの高架を走ります。海といっても、先ほどの伊予灘ものがたりとは大きく違います。しんたろう号のオープンデッキは名の通り開けており、窓がありません。そのまま風を受けられるのです。まるで海の上を走っているような夢心地になれます。

―― うわー、それいいなー。しかし、話を少し聞いただけでも本当に濃い行程なのが想像できます。行ってみたくなりました。

 今お話ししたのは観光列車の話だけですよ。本誌では他にもボンネットバスを貸し切ったりしながらいろいろと工夫しましたね。写真もいっぱい掲載、楽しみ方をギッシリ詰め込んでいます。

1回でここまで濃い体験ができる「観光列車はしご旅」

 観光列車、特にローカル路線の列車は運行本数に限りがあるので、行程を組むのにも若干のテクニックが必要です。しかし、1回でここまで濃い体験ができるのならば旅した喜びもひとしおなはずです。

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 なお巻頭ルポの四国の旅は2泊3日の旅でした。時刻表をくまなく調べてプランニングから楽しむ熱い鉄道ファンの中には、宿泊ありの条件では物足りなさを感じる人がいるかもしれません。

 そんな人も大丈夫。旅と鉄道の7月号では「日帰りで楽しむ観光列車はしごプラン」も紹介しています。宿泊なしで最大4つの観光列車を乗り継げるプランがあります。真柄編集長いわく「もう少しあると思ったけれど……」とのことで、想像以上に日帰りはしごプランを作るのは難易度が高いのですね。誌面では、バス路線も有効に使うなどし、知恵に知恵をしぼった11プランを紹介しています。「私も行ってみたい!」と思った人、続きはぜひ旅と鉄道7月号でどうぞ!

日帰りはしご旅プランも気になるー

高橋ホイコ

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