ニュース

日清「どん兵衛 釜たま風うどん」の圧倒的社内プレゼン資料公開 小学生の落書きみたいな屁理屈ゴリ押しが満載

圧倒的である。

advertisement

 日清食品が5月28日から「どん兵衛 釜たま風うどん」の販売を開始したことを記念して、同商品の社内プレゼン資料を公開しました。「新商品への圧倒的逆風を見事に跳ね除けた」「発売決定をつかみ取ったビジネスマン必見の“すごいプレゼン”資料」とのことなのでワクワクしながら見てみたところ……なんやこれ! 小学生の自由帳やん!

これが「どん兵衛 釜たま風うどん」
そしてこれがプレゼン資料

 1ページ目はプレゼンタイトルである「本場香川の釜玉うどんに対するどん兵衛釜たま風うどんの戦力調査」と書かれているだけなのですが、なぜか全部文字が手書き。左上の日清食品のロゴとどん兵衛のロゴも手書き。なぜ。右上には赤字で「圧倒的極秘」とやっぱり手書きで書かれています。公開しとるやん。

 そして最も目を引くのが、右下に描かれた釜から手足が生えた、絶妙にかわいくないキャラクター。見ていると不安になってくるやつ。

advertisement

 2ページ目は概要で、「本場香川の釜たまうどんがある中でどん兵衛が釜たまうどんを出して戦えるのか、という社内からの圧倒的意見がありましたので、『どん兵衛釜たま風うどん』と本場香川の釜たまうどんの戦力を比較調査した結果を発表します」とのこと。絶妙にかわいくない釜が「よろしくおねがいします!」と礼をしています。

 この時点でだいぶアンニュイですが、3ページ目から内容はさらに加速していきます。「ターゲット比較」では香川県の人口=約100万人に対し、どん兵衛は日本の人口から香川県の人口を引いた1億2600万人なので「126倍の圧倒的ポテンシャル!」としています。なぜか香川県民は一切どん兵衛を買わない前提です。絶妙にかわいくない釜いわく、「すごい!」

 次は「待ち時間比較」。本物の釜玉うどん有名店では1時間以上、休みの日には2時間以上に対し、どん兵衛は「有名になっても5分」で「圧倒的に利あり!!!」だそうです。絶妙にかわいくない釜「勝負にならない」。

 「容器の比較」では、縦軸を「容器の重さ」、横軸を「湯切り度」としたグラフで図解しており、左下に釜玉うどん、右上に「どん兵衛 釜たま風うどん」を配置。ここから「圧倒的にジェットで軽い!」という結論を導いています。本物のうどんと湯切りで勝負するのやめろ。

 他にもさまざまな謎比較がなされているのですが、特に注目したいのが12ページ目に登場する「“圧倒的どん兵衛好き100人”に試食してもらいました」。「圧倒的においしい」が100人中23人だったのですが、グラフでは7割を締めており「圧倒的好評価を獲得!!」としています。うそつけー! ていうか100人中23人しかおいしいって言わなかったって公開して大丈夫かこれぇぇ!?

advertisement

 今回プレゼン資料を公開した理由は「『プレゼンが苦手』『分かりやすい資料を作るのが難しい』といった声が多く聞かれるビジネスマンをターゲットに、新商品のバックストーリーを広く訴求しています」とのこと。お硬い企業でまねすると頭から釜玉うどんをぶっかけられそうですが、苦手な人は参考にしてみるといい? のかなぁ?

その他のページ。みんなで自由にツッコもう!
とばっちりを受けるU.F.O

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  3. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  4. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  10. 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】