お値段たったの6000万円 競技専用のスペシャルGT-R「NISMO GT3」を発売(1/2 ページ)
SUPER GTなどに今すぐ参戦可能な仕様。2019年1月頃に出荷開始予定です。
日産自動車は6月1日、GT-Rのレース専用車「GT-R NISMO GT3」の2018年モデルを発表しました。日本、ヨーロッパ各国、米国、中国、オーストラリアで販売予定。価格は6000万円(税別)からです。
GT-R NISMO GT3は、2012年から販売されているR35型GT-Rをベースとしたレース競技専用車両です。FIA-GT3規則に合わせて駆動方式をFR(フロントエンジンリアドライブ)に改め、FIA公認GTレースに出場可能な仕様としています。前後の大型ウイングや各種空力パーツで空力性能を高め、見た目にもより迫力を増したボディー、そして足回りの強化など、競技車両としての要求を満たすための多岐にわたる仕様変更が施されます。
エンジンは市販モデルと同じV型6気筒ツインターボの「VR38DETT」を搭載します。最高出力は550馬力。FIA-GT3の規則に合わせた仕様のために出力値こそ市販モデルよりも低め(関連記事)ですが、65kgf-m(637Nm)の強力なトルクは変わらずに5000回転で発生します。GT-R NISMO GT3はSUPER GT(関連記事)のGT300クラスに実戦投入され、数々の成果を残しています。
なお今回の2018年モデルは従来モデルに対し、エンジンオイルの供給方式として、低重心化と旋回時でも安定したオイル供給を可能とするドライサンプ式を採用。また、サーキット走行に適したダウンフォースや重量配分の最適化、曲げやねじれに対する車体剛性の向上、耐久性や信頼性を高めたさらにブレーキの採用といった改良を施しています。新型「GT-R NISMO GT3」の生産および出荷は、2019年1月頃に開始予定です。
関連記事
プリウスがフェラーリを追い抜く!? 日本発の自動車レース「SUPER GT」をもっと知ってほしい漫画がアツい 運営会社も大絶賛
運営会社も「これはすばらしいです……!」と絶賛。6000万円越え!? NSXのスペシャル車両「NSX GT3」が公開、黒カーボンボディで見るからに速そう
佐藤琢磨選手のトークショー、「CIVIC TYPE R」のカスタムコンセプトモデルなど見どころたくさん。「日産 GT-R」2018年モデルが発売、日本市場向けは1023万円から
北米市場向けに続き、日本市場向けも正式発表。Apple CarPlayにも対応。【写真100枚】GT-Rの500馬力エンジンを載せちゃった♪ 「魔改造ハイエース」が気合い入りまくり
チューニングカー系ブースでないのにこの気合い。お姉さん写真も。「R32 GT-R」の絶版パーツを再生産 日産が「NISMOヘリテージ」開始、その意味は?
ホンダ、マツダに続いて日産も開始。R33/R34 GT-Rへの拡大も計画されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.