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「彼女がいないこの世界はよりよい場所」 米地方紙に掲載された辛らつな死亡記事が物議

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 「彼女が亡くなったのを寂しく思うことはない」――米国の地方紙に掲載された死亡記事が、辛らつな内容で物議を醸したことが海外で話題になっています。

訃報サイトlegacy.comから削除された死亡記事(Internet Archiveより)

 注目されたのは、ミネソタ州レッドウッド・フォールズの地方紙Redwood Falls Gazetteに掲載された、80歳で亡くなった女性の死亡記事でした。5段落の短い記事で、初めは女性の出身地や、結婚して2人の子どもをもうけたことが書かれています。しかしその後は「夫の兄弟の子どもを妊娠し、カリフォルニアに移住」「彼女は子どもを捨て、子どもは彼女の親に育てられた」と不穏さを感じる記述が。

記事の画像を投稿して話題になったツイート。「第一段落:OK 第二段落:OK 第三段落:待って 第四段落:おお…… 第五段落:『地獄へようこそママ』という横断幕をつけた飛行機が頭上を飛ぶ」

 最後の段落には「彼女は2018年5月31日にスプリングフィールドで亡くなり、これから審判を受ける」「子どもたちは彼女が亡くなったのを寂しく思うことはなく、彼女のいないこの世界がより良い場所だと理解している」との記述が。子どもの1人から掲載依頼があったと同紙は説明しています。

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さまざまな反応が寄せられたRedwood Falls GazetteのFacebookページ

 この記事を掲載したことに対し、Redwood Falls GazetteのFacebookページには「掲載を認めたことを恥じるべき」「こんな死亡記事を載せるなんて信じられない」と批判が寄せられました。同じ記事が訃報サイトlegacy.comにも掲載されていましたが、批判を受けて削除されています。一方では、「検閲せずに載せたことを称賛する」と肯定的な意見や、「死亡記事は生きている人のためのもの」と記事を書いた子どもに同情的な声もみられました。

 亡くなった女性の親戚はメディアに対し、死亡記事に書かれていた出来事は事実だとしつつ、「書かれていないこともたくさんある」「彼女は後悔していた」と語っています。また死亡記事を書いた息子はDailyMailに対して、「何年も隠されていた真実の一部を明らかにすることは重要だった」とコメント。また別の新聞社に、攻撃的過ぎるという理由で死亡記事の掲載を断られていたことも明かしています。

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