「ウマ娘 プリティーダービー」公式がファンに異例の“お願い” 「イメージ損なわない表現を」
二次創作に関する声明?
「ウマ娘 プリティーダービー」公式サイトは6月20日、ファンに向けて「キャラクターならびにモチーフとなる競走馬のイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです」とのお知らせを掲載しました。これを受けて、一部では「(実質)エロ同人禁止令じゃん」といった声もみられ、ファンの間に混乱が広がっています。
「ウマ娘 プリティーダービー」は、実在する“競走馬”たちを擬人化したメディアミックスプロジェクト。2018年4月からはテレビアニメが放送中で、他にも漫画やゲーム(2018年リリース予定)などの企画が進行しています。
具体的にどのような表現が“イメージを著しく損なう”のかは言及されていませんが、お知らせ内では同作について「許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品」と説明。そのうえで「モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします」とあらためて配慮を呼びかけています。
確かに“エロ”をはじめとする二次創作は、あくまで公式の黙認により成り立っているものですが、公式サイドがこうしたお知らせを掲載するのはかなり異例のこと。発表後、ネット上では「仕方ない」「当然のこと」とこれを受け入れる声や、実質「エロ同人禁止令」ともとれるお知らせに困惑する声、また具体的なラインが示されていないことについて「どこまでがセーフなのか分からない」と不安がる声など、さまざまな意見がみられました。
関連記事
食いしん坊のオグリキャップ、不良のウオッカ……名馬を擬人化した「ウマ娘」のキャラ設定がぶっちぎっている件
雄馬・牝馬を問わず美少女として擬人化。神社を美少女に擬人化したゲーム「社にほへと」 リリース前に開発中止に
クオリティーの確保、安定的なサービスの提供に支障があるとして開発中止が決定。「FGO」二次創作ガイドラインが初策定 基本は旧TYPE-MOONガイドラインに近いものの、一部変更点も
ガイドラインができました。不思議なチカラで消されないかと危惧されていたDMMブラゲー「政剣マニフェスティア」 無事1周年を迎える
おめでとうございます。ゲーム「Overwatch」の二次創作ポルノが大盛況 → Blizzard公式が対応に乗り出し、次々と動画を削除する事態に
「特定のジャンルだけを恣意的に削除している」として、一部のファンから批判も。個人ブログやSNS、同人誌即売会はセーフ 「新日本プロレスリング」を題材にした二次創作物に関するガイドライン公開
法令や公序良俗に反するものでなく、非営利目的で楽しむ限りは大丈夫だそうです。KADOKAWA「二次創作を解禁する!」 俺ら「うおおおお!」 KADOKAWAが二次創作作品の投稿が可能な小説投稿サイトを今冬オープン
KADOKAWA「ただし、サイト内でのみな」CLAMP、「ファンの創作活動は一切禁止しない」と再表明 ただし別名義で描いた「二次創作物」の取り扱いには注意を呼びかけ
CLAMPが描いたものとして、二次創作物のイラストがアップされているとの報告があったため。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.