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CLAMP、「ファンの創作活動は一切禁止しない」と再表明 ただし別名義で描いた「二次創作物」の取り扱いには注意を呼びかけ

CLAMPが描いたものとして、二次創作物のイラストがアップされているとの報告があったため。

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 「魔法騎士レイアース」や「カードキャプターさくら」などで知られる漫画家グループ「CLAMP」が公式ブログで二次創作に関するコメントを発表しました。

 CLAMPはこれまで、ファンサイト・同人誌・私設ファンクラブ(サークル)・コスプレなどの創作活動は“一切禁止せず”、一方で自身の創作物をそのままコピー・スキャン、またはトレース・加工してネット等に公開することは控えるよう表明してきました。


画像 CLAMP公式サイトのブログより

 今回のコメントでも、「CLAMPは、二次創作物、コスプレなどについての対応、考えを変更するつもりはありません。できる限り、皆様には自由にCLAMP作品を楽しんで頂ければと思っております」と、読者の自由をあらためて強調しています。

 ただし、先日SNS上にCLAMP自身が描いたものとして、ある作品の二次創作イラストが投稿されたことから、「CLAMP、もしくは公表しているペンネームで執筆した以外の二次創作物は(印刷物にするのは勿論ですが)、SNSやネット上にアップはなさらないようお願い致します」と注意喚起を行っています。また、商業誌において発表した作品のアップは、「各出版社、版権元のお考えと特に相違ない」(意向に従う)としています。


画像

 商業デビュー前には同人グループとして活動を行っていたCLAMP。それもあり二次創作に寛容なことで知られ、過去にはトレース事件(CLAMP作品をトレースして販売したサークルが「それでも自作である」と主張した)などトラブルもありましたが、ファンへの心遣いは変わりません。ブログの後半では「こういった事を文章化して公式サイトに掲載するだけでも、CLAMP作品を愛して様々表現、創作してくださっている方が萎縮されてしまうのではと心配です」とつづっています。作品のファン側も適切な対応が求められているのではないでしょうか。

高城歩

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