自動運転バス「Apolong」が日本仕様になって上陸へ SBドライブとバイドゥが2018年度内に実証実験(1/2 ページ)
未来のバスはもうすぐなのかな。
SBドライブと中国バイドゥ(百度)の日本法人は7月6日、自動運転バス「Apolong(アポロン)」の日本導入で協業すると発表しました。両社は2019年初期までに10台のApolongを日本へ持ち込み、2018年度中に日本での実証実験を開始する計画です。
Apolongは、バイドゥが推進する自動運転車向けオープンプラットフォーム「Apollo」(IntelやNVIDIA、MicrosoftなどのIT大手、BoschやContinentalなどの自動車部品ティア1サプライヤー、ホンダ、フォード、ダイムラーなどの自動車メーカー大手が参画)を採用し、中国のバス車両メーカー厦門金龍聨合汽車工業(金龍客車)が開発する中国初の商業用小型自動運転バス。SAE J3016における自動運転レベルでは一定の状況下でドライバーによる操作を必要としない「レベル4(高度自動運転)」に相当し、中国では2017年に公開。既に現地での公道テストや量産も開始しています。
両社はApolongの日本導入に向け、複数台のバスを車両ごとに管理するSBドライブ開発の遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」と連携して実用化を目指します。
SBドライブは自動運転技術による次世代モビリティサービスを専門としたソフトバンクグループの企業。Apolongの他にもフランスのNavya製自動運転EVバス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」を使用して自動運転車両の走行と一般向けの試乗会を2017年12月に実施。既存の鉄道・バス会社との共同実験や、羽田空港や福岡空港、学園都市などの広大な施設内を無人で自動運行する自動運転バスの実証実験なども行っています。
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