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「カメムシは自分のにおいで死ぬ」 アース製薬の飼育員著『きらいになれない害虫図鑑』が興味深い

もともと虫が苦手だった飼育員が仕事のなかで知った、害虫たちの意外な一面を紹介。

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 アース製薬の飼育員が著した『きらいになれない害虫図鑑』(幻冬舎)が、7月26日に1296円で発売されます。「ゴキブリは人間を襲わない」「カメムシは自分のにおいで死ぬ」など、害虫たちの意外な一面を紹介しています。

きらいになれない害虫図鑑(画像はAmazon.co.jpより)
帯には害虫にまつわる知識のダイジェストが

 同社は商品開発や生態研究のために、ゴキブリ100万匹や蚊とハエ合計10万匹、ダニ1億匹など、約100種類の害虫を飼育しています。これを担う生物研究家の課長が、著者の有吉立(ありよし りつ)さん。もともとは害虫に限らず虫自体が苦手でしたが、仕事のなかで生態を知るうちに、恐怖心や偏見はなくなったといいます。

「アース製薬研究所・飼育室より愛を込めて」

 登場するのはクモやアリ、ムカデやナメクジ、各種衣類害虫や園芸害虫など約20種類。いずれもコミカルなイラストで紹介されています。また、有吉さんが飼育に臨んだ奮闘記も。害虫のプロが伝える生態を知れば、恐怖も多少は抑えられるかもしれません。

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コミカルな挿し絵から、過酷な飼育の様子がなんとなく伝わる

(沓澤真二)

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