ぜーんぶ妄想！　鉄道BIG4南田さんの「南田妄想鉄道」をアニメ化するなら？　本人に妄想してもらった（1/2 ページ）

　ホリプロのマネジャーでありながら「タモリ倶楽部」や「笑神様は突然に…」などで活躍する鉄道BIG4の1人南田裕介さんが、ねとらぼの個別取材に応じてくれました。路線図の話、南田妄想鉄道、南田妄想鉄道のアニメ化まで、聞きたいこと全部聞いちゃうぞ！

　南田さんは、撮り鉄であり、貨物好き、乗り鉄、廃車・葬式鉄、国鉄好き、時刻表好き。オールジャンルで鉄道に精通しています。「もちろん路線図も大好き」という南田さんに、ねとらぼの紹介がてら過去に掲載した記事で大きな反響があったあべっちさん制作の「JR東日本路線図ふう高速道路マップ」（関連記事）を見てもらいました。

　南田さんが最初に目を付けたのは銀座付近にある「東京高速道路」のところ。ここは首都高速道路と接続していますが、厳密には一般自動車道で、東京高速道路という首都高速道路とは別の会社が運営しています。それをJR路線図ふう高速道路マップでは細い線で書き分けています。これは鉄道路線図だと、ポートライナーや金沢シーサイドラインなど新交通やモノレールで使われる書き方。この書き分けに感動していました。目の付け所がいきなりすごすぎる！

ぜんぶ妄想、すごすぎる！　「南田鉄道株式会社（MR）」

　路線図に当然詳しい南田さんは「妄想鉄」でもあります。一般的には「海芝浦から羽田までつなげたら面白いかなー」などと、実在する土地や既存の路線をベースに新路線を引いてみたり、新駅を作ったりして楽しみます。しかし、南田さんの妄想鉄道は全てが架空。駅名も路線名も全て架空。不動産関連などの架空のグループ企業まであるそうです。南田妄想鉄道、一体どんな鉄道会社なんだ。

──　南田さんは妄想で鉄道会社を作ったとか。

　あ、「南田鉄道株式会社（MR：Minamida Railway）」ですね。時系列でお話しすると、最初はポスターにしたくて作ったんです。その頃は模型をやっていたので、ダイヤも作って実際に模型を走らせてみたら面白いんじゃないかと思って。

──　ダイヤもあったんですね。

　一応ありました。もうどこかへいっちゃいましたけれど。その頃の路線図は手書きで書くしかなかったんですけれど、だんだんPowerPointとかソフトウェアが充実してきたので、もう一度作ることにしました。

──　どんなふうに妄想していくんですか？

　いろいろ妄想する上で、モデルになるところがあるんですよ。例えば門司港。ここはメインの駅があって、ちょっと引き込み線があって、港になっている。そういう場所が好きだったんで、MRでは落合駅、落合港駅を作りました。

──　路線ができたら、次は？

　路線を引いたら、次は運行形態を決めていきます。「快速をどこに止めようか」とか、「どこ行きにしようか」とか。これを妄想するのが楽しくて。そうそう、こないだねー、地下鉄とも直通運転を始めたんですよ。MRM（MRメトロ）と。これで、どーも、複雑ぅーってなっちゃって。

　MRは神長から南寺前方面は急行を運行しているんです。各駅停車は北浜駅から落合港の縦方向の路線だけと決めていたんです。ところが吉田で地下鉄（MRM）に乗り入れることになって、直通しないといけなくなったんですよ。MR青山一丁目駅、あ、ここには青山住宅と緑山住宅というMRの不動産部門が開発した住宅地があるんですけれど、ここから都心に向けて地下鉄に入っていく路線を考えないといけなくなって。

──　妄想、すごすぎます（笑）