「セルフ記者会見マシン」がMaker Faireで大人気 頭を下げると自動でフラッシュがパシャパシャッ
誰でも大物気分。
「セルフ記者会見マシン」なるユニークな装置が、DIYの展示発表会「Maker Faire Tokyo」(8月4~5日)で注目を集めました。会見席に座って頭を下げると、自動でフラッシュの光と音が連続。誰でも大物気分を味わえます。
北九州工業高等専門学校卒業生によるモノづくり集団、「NEXT+α」の出典作品。フラッシュを再現するLEDライトやスピーカーをシステムの軸に、取材用マイクや目隠し用のサングラスといった小物で構成されています。ニュース番組の表示を再現する透明シートまで用意されていて芸が細かい。
「とにかくパッと見て楽しい装置を目指して作った」という、同団体のBBコリー(@BitBlt_Korry)さんを編集部は取材しました。開発したのは2017年5月から8月にかけて。同年のMaker Faireのために、関東住まいのメンバー5人で作ったそうです。
フラッシュが動作する仕組みは、マイク下部付近に配した距離センサーで実現。頭が下がったことをセンサーで感知してLEDを発光させます。開発当時は展示直前にソフト開発担当者が高熱で寝込んでしまって手動操作にせざるを得ず、悔しい思いをしたのだとか。同年の冬に「Yahoo! JAPAN hack day」へ参加したときにようやく本来の形で展示できたという、思い入れのある機構だそうです。
Twitterの反響に対し、「とにかくウケたい! というチームの強い信念が叶ったので、メンバー共々大いに喜んでおります」とBBコリーさん。Maker Faireでも「大人気だね~」「面白い!」という声が多数寄せられたとのことです。
NEXT+αは電子楽器「オタマトーン」を自動で演奏する装置「Automatone(オートマトーン)」や、自動で「Ctrl+S」を押して作成中の文書を保存してくれる「論文まもるくん」など、ほかにも発想の自由な発明を手がけています。
画像提供:BBコリー(@BitBlt_Korry)さん
(沓澤真二)
関連記事
データ保存してないのにPC固まった\(^o^)/ そんな悲劇を防ぐ「論文まもるくん」が物理的すぎて画期的な件
これは便利そう……ってどうしてこうなった!!!?「俺の若いころはさあ~」→扇風機ぶお~ん 会話中の「先輩風」を可視化する装置が開発
クラフトビールブランド「よなよなエール」による、会社関連の飲み会における課題への取り組み。「無礼講」がテーマのトークゲーム「無礼講ースター」もあります。“どんな物でもゴージャスに登場させる箱”が神演出 秘密基地から飛び出すロボットのように半額の刺身が大登場
かっこいいBGMを流したい。夏の風物詩「流しそうめん」よ永久に Twitterで「そうめんをずっと流し続ける装置」が天才だと話題に
ずっとグルグルと流れるそうめん。砂を掘ると海、盛ると山に早変わり 佐賀の土木展出展の「砂場マッピング」が注目集める
鳴らした音に合わせて光るカラーコーンや、有明海の干満差を体験できる映像など、ユニークな展示が多数。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.