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いい波乗ってんね! 飲み会が盛り上がる「コール」は誰が作っているのか、歌舞伎町のホストに聞いてきた

「姫ちゃん! 今日も! いい波乗ってんね!」

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 ショートビデオコミュニティ「Tik Tok」などで流行している「いい波乗ってんね」は、もともとホストクラブやキャバクラなどで流行していた「コール」がもとになっていることをご存じでしょうか。

 コールというのは、お酒を飲む場を盛り上げるために使う掛け声のようなもの。今回は、コール文化が最も根付いているであろうホストクラブで、よく使われているコールや次に来るコール、コールはどうやって作られ広がって行くのかなどを聞いてきました。

 ご協力いただいたのは、新宿・歌舞伎町の3大グループの1つ「冬月グループ」の「FATE -RIZE-」という店舗のホストの方々。コールについてのインタビューは、プロデューサーの神条七星さん、コールは哀川Gつかささん、奏詩さん、綾瀬那智さん、BAN☆BANさん、成瀬湧也さんにご協力いただきました。

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※一気飲みは危険な行為です。コールはあくまでも健全に場を楽しむためにお使いください。


いい波乗ってんね!(左から哀川Gつかささん、奏詩さん、綾瀬那智さん、BAN☆BANさん、成瀬湧也さん)

「コール」とは何か?

――ホストやホストクラブにとって、コールというのはどういうものですか?


お話を聞かせてくれた神条七星さん

神条七星さん(以下、七星):コールは、飲みの場を盛り上げるためのものです。特にホストクラブは、通常よりも高いお酒をお客さまに卸して(ご注文)いただくので、乾杯しておのおのが無言で飲むよりは、みんなで楽しんで飲めるようにコールで盛り上げていますね。とはいえ、コールが苦手なお客さまもいるので、その場の状況でやるときと、やらないときがあります。

――いくつか、オススメのコールを実際見せていただけますか。

いい波

姫(※)ちゃん! 今日も! いい波乗ってんね!

姫(※)ちゃん! 今日も! いい波乗ってんね!

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(※の部分には通常、飲む人の名前が入る)

いい波

ぐいぐい

ぐいぐーい! ぐいぐーい! ぐいぐいよし来い!

ぐいぐーい! ぐいぐーい! ぐいぐいよし来い!

ぐいぐい

ぐーっとぐっとぐっと

行きましょ! 参りましょう!

ぐーっとぐっとぐっとぐっとぐっと参りましょう!

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ぐーっとぐっとぐっとぐっとぐっと参りましょう!

ぐーっとぐっとぐっと

ピーヒャラ

えっ? えっ? 飲まないの? 飲まないの? へび! 呼んじゃうぞ!

ピーヒャラピーヒャラドロロンロン!

ピーヒャラピーヒャラドロロンロン!

ピーヒャラ

参勤交代

乾杯したら!

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5、4、3、3、3、さん、参勤交代!

江戸、江戸!

江戸、江戸!

参勤交代

コールは誰が作っている?

――たくさん見せてくださり、ありがとうございます。どれも耳に残るコールですが、特にホストクラブでは、1つ目の「ぐいぐい」や2つ目の「ぐーっとぐっとぐっと」を聞くことがすごく多い気がします。長く使われるコールと、すぐ廃れていくコールの違いってあるのでしょうか?

七星:単純で覚えやすいものが長く親しまれることが多いと思います。言葉やリズムが覚えにくいものは、やる前に「あれなんだっけ?」「なんて言うんだっけ?」みたいになるので、自然と使わなくなりますね。

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――コールは、誰が作っているんでしょうか? また、それがどうやって伝聞されて行くのでしょうか? どうやって新しいコールを知って覚えるんでしょうか?

七星:一旗揚げようと地方のホストクラブから色んなホストが歌舞伎町へ集まるのですが、地元のホストクラブで使っていて楽しかったものを教えてくれて、それが定着するケースが多いです。

 いつのまにか広まっているので誰が作っているかは分からないのですが、コールは歌舞伎町で生まれるのではなく、地方発なことが多い気はします。そして、歌舞伎町のスタンダードになり、一般化するという流れじゃないでしょうか。

――「いい波乗ってんね!」は、ホストクラブを含めた水商売から派生して、Tik Tokなどで火がつきましたが、いま流行っている・はやりそうなコールはありますか?

七星:今のところはないですが、「いい波乗ってんね!」も突然ブームがきたので、もしかしたら明日突然はやり始める、ということも十分に考えられますね。

――最後に、コールに魅力と、コールをうまくやるコツを教えてください。

七星:コールって、みずものというか、これをやれば100%盛り上がるとか、前回盛り上がったから今回も同じように盛り上がる、みたいなことってないんですよね。なので、一回一回全力でやるしかないんです。それで、盛り上がるとやっている側も飲む側もすごく楽しくなれるのが魅力ですね。

 コツは……これ(動画)はちょっと恥ずかしがっちゃっていますが、やっぱりやりきることですね。やりきれないなら逆にダサくなっちゃうのでやるべきじゃないです。

――ありがとうございました!


 今回ご紹介したコールは、どれも覚えやすくすぐに取り入れやすいコール。何かの機会にコールをすることになったら、全力で取り入れて“いい波に乗って”みてはいかがでしょうか。

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