ここは異世界? それとも天国? 極上スイーツが味わえる黄金に輝く列車「或る列車」体験レポ話題に(1/2 ページ)
幻の列車を現代に蘇らせた観光列車
金色に輝く美しい列車に乗って、極上のスイーツを味わいながら旅を楽しむ。JR九州が力を入れている観光列車の1つ「或る列車」の体験レポートがTwitterで大きな注目を集めています。
或る列車とは、JR九州が“デザインと物語のある列車”をテーマに各地で運行させている観光列車シリーズの1つ。おいしいスイーツ列車旅を楽しめる「スイーツトレイン」として、2015年に登場しました。
デザインは工業デザイナーとして名高い巨匠・水戸岡鋭治さんが手がけており、明治時代に存在した幻の列車「或る列車」を再現した模型を元に考案され、「キロシ47形気動車」をベース車に現代に合わせたアレンジを加えた姿で制作されました。
金と黒の2色を基調にした豪華ながらも落ち着いたデザインの車体は、ステンレスと真鍮を加工した装飾が施されています。外装や車内にはハートをモチーフにした装飾があしらわれ、ステンドグラスやアンティーク調のランプなど、レトロな雰囲気が漂う落ち着いた空間が作られています。
話題になっている投稿はTwitterユーザー・りひと(@rihiton)さんによるもの。或る列車に乗ったときの体験を、写真に一言添える形式でTwitter上でレポートしてくれています。
車内で使われているイスやテーブル、ランチョンマット、食器など、あらゆるところで最高の空間を作ろうというこだわりが感じられる或る列車。体験したりひとさんも「可愛い!繊細!うつくしい!旅するスイーツトレイン、本当にとてもよかったです。」「内装どこ見ても美しいんだよーーー」と、その仕事ぶりを絶賛しています。
スイーツトレインと銘打たれた「或る列車」では、運行中に専用のコースメニューが楽しめます。食材は九州各地で作られたものにこだわり、東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフである成澤由浩さんがプロデュースした、ワールドクラスの極上スイーツなのだとか。
九州の旬の味を詰め込んだお弁当から始まり、カクテルスイーツ、スープスイーツ、メインスイーツ、ミニャルディーズと、九州の味覚が詰まったフルコースを味わったりひとさんは「めちゃくちゃ美味しかった」「全部美味しかった」「最初から最後まで美味しかった…」とひたすらおいしいしか言えない身体にされてしまったもよう。私もおいしいbotになりてぇ。
「或る列車」は長崎から佐世保を走る長崎コース、大分から日田を走る大分コースの2種類があり、一定期間でコースが切り替わります。現在は7月21日から9月30日までの予定で大分コースが運行されています。
料金は席や人数によって違いがあり、2万5000円から3万7000円ほど。申し込みはJR九州の特設サイト、各ツアー会社で受け付けており、詳しい運行スケジュールは特設サイトで公開されています。基本的には金曜日から月曜日にかけて実施されていますが、日によって申込方法が違うので注意が必要です。
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