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人口9人の島に猫200匹以上 瀬戸内海の猫島こと「青島」で全ての猫を対象とした不妊手術を計画
島民の高齢化により将来的なお世話が難しくなっているとのこと。
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殺処分ゼロを目指して全国で動物の無料不妊手術を行っている公益財団法人・どうぶつ基金(兵庫県)は、猫島として有名な愛媛県大洲市青島に住む全ての猫に出張不妊手術を行う計画を立てています。
青島で暮らす猫は推定210匹(うち80匹は不妊手術済)。今は島民による「青島猫を見守る会(会員数3人)」がお世話をしていますが、島の人口は8月現在で9人しかおらず、平均年齢も75歳以上。将来的な対応が難しくなることを理由に、全ての猫の不妊去勢手術を求めています。
手術が計画されているのは9月5~6日(3~4日は準備期間)。猫を捕獲して(Trap/トラップ)、不妊手術を行い(Neuter/ニューター)、元の場所に戻す(Return/リターン)、TNRという方法で実施されます。
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手術が済んだ猫は耳にV字のマークが付けられ、「さくらねこ」と呼ばれるように。青島の猫はこれ以上増えることがなくなります。
青島に渡る船は9月3日~7日の期間中、関係者が優先されるために一般の観光客の乗船が難しく、島に渡っても猫に会える機会が少ないとのこと。青島の猫さんに会いに行く計画をたてていた人は期間を変更した方が良さそうです。
このような活動を無料で続けていくには資金が必要。どうぶつ基金は、全国から殺到する不妊手術の依頼に対応するため、寄付を募集しています。
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