“テスラキラー”満を持して投入 ベンツ初の市販EV「EQC」ついに登場(1/2 ページ)
第1弾はSUV。408馬力で、450キロ走行可能。【写真80枚】
メルセデス・ベンツは9月4日(現地時間)、100%電動車「EQC」をストックホルムで初公開しました。
EV(電動自動車)時代の到来に向けて、メルセデス・ベンツのEV専門ブランドとして2016年に設立された「EQ」。2018年6月には、メルセデス・ベンツ傘下のスマートから「EQフォーツー」「EQフォーフォー」、2台の電動コンパクトカーを発売しています。
そして、メルセデス・ベンツ本体の市販EV第1弾として登場するのが、今回発表されたEQCです。同社は2022年までに10車種のEVを投入する計画を明らかにしており、その皮切りとなります。EV車のイメージで先行する他社を捉え、追い越すのが狙いです。
EQCは前後2つのモーターを搭載した四輪駆動のSUV型車種。最大出力は408馬力、最大トルクは78.0kgf-m(765Nm)という強力なパワーを発生し、SUV型車種ながらゼロー時速100キロ加速5.1秒とスポーツカー並みの走行性能を実現します。また、1回の充電で走行できる航続距離も、NEDC基準で450キロ以上と長い距離を走行できます。
車体サイズは4761(全長)×1884(幅)×1624(高さ)ミリ、ホイールベースは2873ミリ。バッテリー容量は80kWhで、CHAdeMO(チャデモ)規格などの急速充電にも対応。急速充電対応設備では約40分で8割まで充電できます。
内装も近未来的です。インパネに、メーターやナビゲーションシステムなどを超横長な1枚のディスプレイにまとめた「デジタルコクピット」を採用。独自開発の音声アシスタント「MBUX」に対応し、スマートスピーカーのような音声操作も可能となっています。
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