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「ウイルスを検出しました」などの“偽サポート”もAIでブロック トレンドマイクロ、AI技術で防御力向上した「ウイルスバスター」最新版を発表
ここでもAIが。
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トレンドマイクロは9月6日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター」シリーズの最新版を発表しました。公式サイトでは同日より販売開始しており、価格は「ウイルスバスター クラウド 1年版」が5380円、スマートフォン向けの「ウイルスバスター モバイル」1年版が3065円(いずれも税込)。
主な強化点としては、AI技術を採用し、不正なファイルやプログラムの内容やふるまいを機械的に学習。従来のようにパターンで検知するだけでなく、AIが事前に危険を予測し、より迅速かつ正確に対応できるようになったとしています。
また近年、「ウイルスを検出しました」といった偽の警告メッセージを表示させ、偽のサポートサービスに加入させる「サポート詐欺/偽警告」が増えていることも受け、こうしたサイトをブロックする機能も。ここでも日々変化するサイト内容に対応するため、AIにより危険なサイトの特徴を学習する機能が生かされているとのこと。その他、ネットバンキングやネットショッピングなどのサイトを装い、個人情報を盗み取ろうとするサイバー攻撃を防ぐ「決済保護ブラウザ」(Windowsのみ)も新たに搭載しています。
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通常の「ウイルスバスター クラウド」「ウイルスバスター モバイル」に加えて、24時間・365日相談可能なサポートプログラムが付いた「ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム」も発売。また、パッケージ版も9月13日より店頭販売開始予定です。詳細なラインアップなどについては製品サイトを参照。
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