「私生活でもアリをリスペクト」 映画「アントマン&ワスプ」主演のポール・ラッドが注目ポイントを紹介:映画「アントマン&ワスプ」インタビュー後編(1/2 ページ)
「次回作があるとすれば何を大きくしたいですか?」と聞いてみました!
体長1.5センチの最小・最強ヒーローが活躍する映画「アントマン&ワスプ」が8月31日に公開され、来日したアントマン役のポール・ラッドさんが作品の見所や、「アントマンになってから自分の中で変わったこと」などを語ってくれました。
「アントマン&ワスプ」のストーリー
前科持ちの主人公、スコット・ラング(演:ポール・ラッド)が偶然“アントマンスーツ”と出会ったことから、身長1.5センチのヒーローとして活躍する作品「アントマン」。今作では、ホープ・ヴァン・ダイン(演:エヴァンジェリン・リリー)も“ワスプスーツ”を身にまとい、女性ヒーロー「ワスプ」として強敵に立ち向かいます。
物語は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」参戦の影響で自宅に軟禁状態のスコットが、ホープに突然連れ去られるところからスタート。「ゴースト」と呼ばれる謎の敵が、アントマンスーツの秘密が隠されている“研究所”を狙っているというのです。スコットはホープと協力して研究所を守り抜けるのか、スリリングでコミカルな演出がジェットコースターのように展開していきます。
ポールさんは、8月下旬にエヴァンジェリン・リリーさんらとともに来日。8月31日公開の記事前編ではペイトン・リード監督のインタビューを取り上げました。今回はポールさんのインタビューをお届けします。
「本当にアリをリスペクトするようになった。絶対に殺しません……!」
今回が2回目の来日となるポールさん。「大ファンなので緊張しています」とあいさつすると、「ポールです。僕の方がきっと緊張しています!」とユーモアを交えながら朗らかに迎えてくれました。
――まずは「アントマン&ワスプ」の制作が決まったときの率直な感想を教えてください。
ポール:本当にワクワクしました。1本目を作っているときも最高だったんですけれども、本作を作っているときはさらに最高でした。3本目もできると良いんだけどな~と思っています(笑)。
――アントマンになってから、変わったことはありますか。
ポール:子どもたちからはもちろん、周囲からも「アントマンだ!」と言われることが多くなりました。そうしたファンとお話しするのはとても楽しいです。自分の中で変わったことは「アリに対するリスペクト」です。もし家のなかにアリが入ってきても決して殺さず、彼らの邪魔をしないようになりました。
――本作でもスコットは娘のキャシーを心の支えにして戦っていますが、ポールさんは何を支えに撮影に挑みましたか。
ポール:やはり家族です。撮影をするときは家から離れたところで仕事をしなくてはいけないのですが、妻や子どもが僕を支えてくれて、僕の仕事を応援してくれているので、離れていてもそんなに罪悪感がありません。また毎週末、撮影がお休みになるのですが、その時にはなるべく家に帰っています。ただ行ったり来たりは結構大変でした(笑)。
――先ほどリード監督にインタビューした際に、「ウルトラマンとゴジラをリスペクトして撮影をした」というお話を伺ったのですが、大きくなったり小さくなるアントマンを演じる際に意識された点はありますか。
ポール:大きくなったときはゆっくり動くようにしていました。大きくなった際にはその質量があまりにも大きくなってしまうということで、どんどんそれに引きずられていってしまう、というように演じました。
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