アララ、QRコードリーダーの位置情報利用について謝罪 「適切な説明がなされていなかった」
「公式QRコードリーダー“Q”」で特定のコードを読み取ると位置情報が送信されると判明して物議を醸していました。
アララは、同社が提供するQRコードリーダーアプリ「公式QRコードリーダー“Q”」におけるユーザーの位置情報の利用について、適切な説明がなされていなかったとして謝罪しました。
QRコードの特許を保有するデンソーウェーブの協力のもと、アララが提供する「公式QRコードリーダー“Q”」。位置情報が送信されるのは、同じくアララが提供しているサイト「QRコードメーカー」で作成された“アクセス解析機能付き”のQRコードを、同アプリで読み取った場合。これは、アプリの初回起動時に位置情報の取得を許可したユーザーが上記QRコードを読み取った時の位置情報およびIPアドレスを、そのコードの作成者がCSVで提供を受けられる“アクセス解析サービス”の機能によるものです(関連記事)。
アララは、2014年9月にサービス開始した「公式QRコードリーダー“Q”」では、Android版/iOS版それぞれで位置情報取得に関するユーザーの許諾を得ていたと説明。しかし、2017年9月に「QRコードメーカー」の提供を開始した際に、同アプリユーザーに対して“アクセス解析サービス”についての適切な説明がなされていないことが判明したとのこと。
その後同社は、「QRコードメーカー」におけるアクセス解析サービスの提供を8月27日に停止。また「公式QRコードリーダー“Q”」での位置情報取得機能を停止する申請を9月4日に行ったとし、これまで取得した位置情報はプライバシーに配慮し破棄する予定だとしています。
今般、位置情報の取り扱いに対して、ユーザーの皆様に不安を抱かせる結果となり大変ご心配をおかけいたしました。当社として極めて重く受け止め、今後は十分に配慮して対応してまいります。今後の対応につきましては、引き続き検討の上、公表する予定です。(アララ)
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