ニュース

なかなくなったせみは、なにをしていますか? こぐまのケーキ屋さん(33)「せみのこえ」おまとめ こぐまのケーキ屋さん

夏休みを振り返って笑顔になるこぐまさんにほっこり。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 漫画家のカメントツ先生(@computerozi)がTwitter上で連載中の「こぐまのケーキ屋さん」。今週は第161話~第165話を振り返ります。

作者:カメントツ

1986年生まれ、愛知県出身。デザイナー、イラストレーターを経て2014年から漫画家としての活動を開始。現在は小学館「ゲッサン」で「スタッフがおいしくいただきました」連載中。ほか代表作に、「カメントツのルポ漫画地獄」(オモコロ)、「カメントツの漫画ならず道」(ゲッサン)など。

Twitter:@computerozi

「おもいだせません…」

「えにっき」

「せみのこえ」

「じてんしゃ」

「おれおれ」

夏の思い出と夏の終わり

 忘れていた「夏休みの宿題」を急いで進めるこぐまのケーキ屋さん。頭から湯気が出るほどがんばった結果、ついに「絵日記」を残すだけになります。1日目、2日目、3日目、4日目と描いていくごとに笑顔になっていくこぐまさんが描くのは、いろいろなケーキを作った思い出。そのうれしくて楽しくて幸せな日々には、いつも隣に店員さんの姿があったのでした。振り返るだけで笑みがこぼれるっていいな!

 そして163話「せみのこえ」では、いつの間にか聞こえなくなった蝉の鳴き声に「なかなくなったせみは、なにをしていますか? きゅうけいですか?」と疑問に思うこぐまさんが描かれます。夏が終わって秋がくる。でも中には夏と一緒に消えゆく命もある。そんな切ない事実を、はぐらかさずに「やっぱり僕は、本当の事を教えたい」と思う店員さん。表情は見えませんが、店長を思うからこそ伝えなくちゃいけないと決心する店員さんの心の内を想像して、なんだか胸にジーンときます。本当に2人は家族みたいだなあ……。

advertisement

 季節の変わり目、特に夏の終わりには、なぜだか少しもの憂い気分になったりしますが、今回はそういった心に寄り添うようなエピソードだとも感じました。なかなかすぐに気分を切り替えることは難しいですが、こぐまのケーキ屋さんと一緒に次の季節に向けて歩き出せた気がします。

 ちなみに165話「おれおれ」は、タイトル通り“オレオレ詐欺(振り込め詐欺)”を扱ったもので、カメントツ先生の実家に詐欺の電話がかかってきたことから描かれました。巧妙化する手口に注意しようと思うと同時に、あらためて店員さんがいてくれて良かったと感じる回でもありました。店長だけだったら危なかったかもしれない……!

これまでのこぐまのケーキ屋さん一覧

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  2. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  3. 「笑ったw」 郵便局に1円切手を買いに行ったら…… “まさかの提案”に思わず恍惚の1000万表示
  4. 狭い場所に植えた“ゴッツいトネリコ”を抜根したら…… 地面から現れた目を疑う光景にプロも絶句「植えてはいけない木」
  5. “根魚”と呼ばれる魚を捕獲→水槽に入れてみたら…… 普段は絶対見られない姿に衝撃走る「すごいことやってる」「家で飼いたくなる」
  6. 「そっちかよ!」 “リバイバル版ガンプラ”で「ある意味パーフェクトガンダム」爆誕→「笑った」「身ぐるみはがされた」
  7. 「NBA行ける」 真美子さんとバスケ共演の大谷翔平、“想像以上の実力”に驚き 「何やっても成功してた」
  8. 生後3カ月赤ちゃん、小児科医からの“まさかのひと言”が「吹きましたw」「座布団あげたい」と話題 → 10カ月後どう成長? ママに聞いた
  9. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  10. 釣りに飽きた柴犬→ピチピチと動く魚を初めて見たら…… 一転して“とんでもない反応”に「咳き込むくらい笑えた」