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旧「こどもの城」東京都が複合型公共施設として再利用検討 「こどもの樹」の今後は未定

意外な展開に。

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 東京都が旧「こどもの城」(渋谷区)の建物や敷地を購入し、複合型の公共施設として再利用を検討していることが分かりました。

 同施設は1985年11月に厚生省(当時)により児童厚生施設として開館。施設には室内アスレチックや体育館などに加えて、青山劇場と青山円形劇場の2つの劇場も備え、2015年に老朽化などを理由に閉館するまで、子どもやその親を中心に幅広い世代に親しまれてきました。

岡本太郎さんが手掛けた「こどもの樹」がシンボルとして親しまれてきました(Googleストリートビューより

 跡地には一時期、東京都立広尾病院が「首都災害医療センター」として移設予定でしたが、都知事が舛添要一さんから小池百合子さんに交代したことで計画は白紙撤回されていました。

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 9月26日、NHKや時事通信などが報じたことで、都の再活用案が明らかに。ねとらぼ編集部が都の担当課に取材したところ、これらの報道について「多角的に検討している」と一部認めたものの、具体的な活用方法や購入費・修繕費などについては「現在は国が所有しており、こちらでも検討している段階。詳細は未定」との回答でした。

 また気になる岡本太郎さんが手掛けたシンボルモニュメント「こどもの樹」の今後についても「未定」とのことでした。

2015年に惜しまれつつも閉館した(「こどもの城」公式サイトより

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