レビュー

「飛行機大好き! 見たい! 撮りたい! 触りたい!」 フライト前に寄れる、成田空港「航空科学博物館」へ行ってみた(1/3 ページ)

飛行機をバシバシ撮りたくなる、触れて体験できるワクワク博物館。

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 「飛行機大好き! 見たい! 撮りたい!」。それならば空港へ行くのが一般的ですね。大抵の空港には自由に入れる展望デッキがあります。しかしもっと近寄ってじっくり見たい、触りたい、飛ぶ姿を「正面から」見たいなどの希望も多々ありましょう。

 日本の主要国際空港・成田国際空港(以下、成田空港)には、実はこんな希望もかなう穴場(?)スポットがあります。それが「航空科学博物館」です。

成田空港に隣接する「航空科学博物館

 航空科学博物館は、成田空港に隣接する国立の航空専門展示施設。空港の第1/第2ターミナルから博物館行きの路線バス(乗車時間は10分ほど)も出ています。主に民間航空機とその歴史を紹介する展示を行っており、実機の野外展示、航空シミュレーター、国産旅客機「YS-11」、往年の主力機“ジャンボジェット”こと「ボーイング747」実物大展示が目玉です。

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 管制塔を模した建物には5階に成田空港を一望できる展望室(4階にも展望レストラン)があり、成田空港から飛び立つ旅客機を正面から鑑賞できます。つまり、飛行機の飛ぶ姿と止まっている姿を同時に味わえてしまう、なかなかぜいたくな博物館。空いている時間帯に行くと、博物館のスタッフが離着陸する航空機や航空会社の解説をしてくれることもあるフレンドリーさも魅力です。

5階からは成田空港が一望できるぞぉぉぉ

でけぇぇ! ジャンボジェット「ボーイング747」をおなかいっぱいに堪能できる西棟展示

 まずは西棟に行きます。ここにはボーイング747(以下、B747)のタイヤ、エンジンといった、取り外された実物大パーツがズラリと展示されています。やはりどの部品もとにかくデカい! まさしくジャンボな大きさに圧倒されることでしょう。

 特に圧巻だったのが、B747の客室付近を「輪切り」にした断面展示です。3層構造になっており、座席は幅を広く取れることから2層めと3層目と結構高いところにあります。下段は荷物スペースです。

B747のタイヤ。デカい
こちらはB747のジェットエンジン。デカい。これが4基付いています
輪切りになったB747。デカい。間近で見るとホントにデカくて圧倒されます

 さらに奥へ進むと、B747の客室を再現した展示があります。一般的な座席はもちろん、フルフラットで寝っ転がれる憧れの上級クラス座席までをまとめて体験できます。寝転びながらテレビ画面に目を向けると、まるで自宅に居るかのような落ち着いた気分になれますなぁ……。

展示されていた座席
こちらがファーストクラスの座席
座るとこんな感じ。当時からこんな別格だったのですね
憧れのフルフラット

 続く東館2階には、部屋の中央にどーんと成田空港のジオラマがあり、実際のフライト情報が表示されていました。実情報なので、乗り継ぎの空き時間などに訪れる人も安心ですねー。また周囲では「ドクターヘリ」をテーマにした企画展示も行われていました。

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成田空港ジオラマ
実際のフライト情報もある
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