森永乳業「牛乳プリン」終売のうわさ広がる→リニューアルしただけ 一方で「濃いリッチ杏仁豆腐」など3品は終売に
「チョコフレーク」のように工場閉鎖により4品が終売となったといううわさがTwitterで話題に。森永乳業広報部に取材した。
森永乳業の「牛乳プリン」など生菓子商品4品が生産工場の老朽化により終売になったといううわさがTwitterで注目を集めている。森永乳業広報部は、「牛乳プリン」は味や内容量をリニューアルして9月25日に発売し、終売したわけではないと否定。一方で「たっぷりプリン」「濃いリッチプリン」「濃いリッチ杏仁豆腐」の3品は10月1日をもって終売となり、理由について「工場の老朽化についてはコメントを差し控えますが、弊社で全体的に進めている生産体制の最適化の一環です」と説明した。
「牛乳プリン」は1995年に発売されたカップ容器入りプリン。乳成分比率をより牛乳に近づけた“乳風味”の濃いプリンで、パッケージに太陽をイメージしたキャラ・ホモちゃんの顔が描かれていることでも知られているロングセラー商品だ。今回大幅なリニューアルを実施し、牛乳を従来の2倍使用して牛乳の風味をより濃くした他、パッケージを紙スリーブ式に変更。内容量も従来の120グラムから85グラムへとサイズダウンした。価格は120円(税別)。
9月末に森永製菓が工場閉鎖に伴い「チョコフレーク」の終売を発表したことを受け、Twitterではあるユーザーが、森永乳業も工場の老朽化で先の4品が10月に終売し、牛乳プリンはリニューアルする形で別工場で新たに生産されるとの情報をツイート。1万回以上リツイートされるなど大きく話題となった。
その中で「(旧バージョンの)牛乳プリンが終売」という部分のみに注目したユーザーも多かったようで、10月2日にある大学生協のTwitterアカウントが「ありがとう!牛乳プリン(´;ω;`)」「見納めですよ」と牛乳プリンを大量に陳列した写真を投稿。3万回近くリツイートされ「牛乳プリンが終売」の誤解を広める形となった。同アカウントは3日に誤解を招くツイートをしたとして謝罪している。
しかし「たっぷりプリン」「濃いリッチプリン」「濃いリッチ杏仁豆腐」の終売は事実で、Twitterには「大好きだったのに」「私の大学時代のお供……」「お店に残っているの慌てて買ってきた」と別れを惜しむ声があがっている。森永乳業広報部は終売理由について「弊社では全体的に生産体制の最適化を進めているところで、効率的な経営判断による決定」と説明している。
(黒木貴啓)
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