コラム
施術は「セ」ジュツ? 「シ」ジュツ? 「施」の読み方が業界によって変わる理由
ある意味、難読漢字?
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「マッサージの施術」などと使われる「施術」。あなたは「『シ』ジュツ」「『セ』ジュツ」のどちらが“正しい読み方”だと思いますか?
先に結論を言ってしまうと、「セ」「シ」どちらでも“間違いではない”といわれています。これには「施」という漢字が持つ、ちょっと厄介な側面が関わっているのだとか。
解説
「施」という漢字は「シ」「セ」という読み方があり、「実施」なら「シ」、「お布施」なら「セ」と読まれます。しかし、難しいのは「施術」「施策」「施行」といった場合。これらの熟語では「『シ』ジュツ」「『セ』ジュツ」のように、人によって読み方が変わってしまうのだそうです。
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この原因の1つとして挙げられるのは、発音が他の表現と似ていてまぎらわしい、というもの。例えば、「施術(シジュツ)」「手術(シュジュツ)」のような聞き間違いが起こる可能性が考えられます。本来の読み方は「シジュツ」とされていますが、ニュースなどでは勘違いを防ぐために「セジュツ」という読みを用いる場合があるそうです。
また、さらにややこしいのは「施工」と「施行」。どちらも「セコウ」「シコウ」と読めてしまいますが、工事関係者などのあいだでは「施工=セコウ、施行=シコウ」と分ける慣習があるとか。
主要参考文献
- 「施行」の読みは[シコー][セコー]?(NHK)
- 「『施術』の読み方」(読売テレビ/道浦俊彦TIME)
おまけマンガ
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