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自転車の前輪を履帯にしてエンジン載せたろ! 1930年代に作られた珍バイク「メルシエ モト・シェニール」がロマンの塊すぎる(1/2 ページ)
まるで意味がわからんが、それがいい。
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自転車をベースにエンジンを載せて前輪を履帯化したロマンの塊みたいな珍バイク「メルシエ モト・シェニール」の貴重な映像がYoutubeに公開されています。
このモト・シェニールは、1937年ごろのフランスで軍用車両として開発・製造されたバイクで、Arien Mercierによって生み出されました。
エンジンは前輪にあたる履帯(無限軌道装置)の上部に載せられ、排気量は350cc。専用ファンからメタルホースを介して送られた空気でシリンダーを冷やす空冷式で、ハンドルの前に3段階の切り替えができるギアボックスがあり、サドルに座った状態でもエンジンを掛けられるように足が届く位置にキックスターターが取り付けられています。
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前輪が履帯となっているため旋回性能はあまり良くないようですが、その代わりに登坂性能はかなり高く、かつてフランス軍によって行われた試験では42%(約22度)、45%(約24度)の激坂を登りきったそうです。
モト・シェニールは製造から80年ほど経っているため現存している車両は少なくなっていますが、コレクターによって大切に保管されているものもあり、Youtubeにアップされている動画ではキック式のスターターを蹴ってエンジンを掛けるようすから、自力で走行する姿が収録されています。
Mercier Moto Chenille ca 1939
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