再現度の高い不知火舞のコスプレ、まさかの男性コスプレイヤーさんで驚きの声　「色っぽい」「完成度高すぎる」

　SNKの人気キャラクター・不知火舞の再現度の高いコスプレが、まさかの男性だったと注目を集めています。ネタバレしていても信じられない！

　不知火舞は「餓狼伝説」シリーズなどの対戦格闘ゲームに登場する、妖艶な衣装をまとった“くノ一”。さらに2次元ならではともいえるグラマラスなスタイルが印象的ですが、その魅力的なボディーまでも再現したコスプレに「色っぽくてすごい」「完成度高すぎる」と驚きの声が上がっています。特にこの見事なバストは一体どうなっているんだ……。

　話題になったコスプレイヤーさんは、オーストラリア・シドニー出身のA.K.WIRRU（@AmenoKitarou）さん。Instagram（@amenokitarou）や自身のWebサイトでは胸まわりの制作過程を公開しており、3ミリのシート（EVAフォーム）に大きめのおっぱいの絵を描き、切り抜いて立体的な形にしていくまでの工程を紹介。実際にやっていることはシンプルですが、最終的に本物に見える自然な装着姿にはやはり感動を覚えます。これは夢がある……！

　また下半身もパッドなどを使って女性的なラインにすることで完成度を高めていて、もちろん衣装も手作り。目を引く鮮やかな桜の花びらも自身によるペイントで、それら細かな点からもこだわりやキャラクターへの愛を感じます。

　なぜ不知火舞をやろうと思ったのか聞いてみると、自分と見た目が全然違う好きなキャラクターにどれくらい変化できるか挑戦したかったとWIRRUさん。ちなみに、コスプレを始めるずっと前の学生時代に「NEOGEOでゲームをやっていた頃から使っているキャラクター」ということした。

　気になる製作時間は、「衣装」「おっぱい」「お尻」「扇子三つ」「ウィッグ」とたくさんのアイテムがありますが、全て3週間で作ったそうです。

　今回、WIRRUさんによる不知火舞が披露されたのは、オーストラリアのメルボルンにて開催されたアニメイベント「Madman Anime Festival」。当日の反応について伺うと、性別は声を出す瞬間にバレるため「男かよ!?」と驚かれたり、時にはがっかりする男子の声もあったとか。しかし同じくらい「男が私より魅力的!?」と感心する女性の声もあったりと、いろいろな意味で楽しい体験だったと話してくれました。見た目の完成度がすごいだけに、会場での衝撃はハンパなかったに違いない……。

　WIRRUさんはその姿だけでなく、不知火舞のゲーム中での攻撃や必殺技の動きを再現した動画も投稿。「空手を17年やって来た僕にとって舞ちゃんの踊りっぽい攻撃の動作がすごく不自然でやりにくかった」としつつも、華麗でキレのある動きはかっこよく決まっていて、炎のエフェクトを再現するアイデアも相まって「ゲームそのままの動きでびっくり」「不知火舞や！」と、こちらも驚きの声が寄せられる反響を呼んでいます。

　なお、WIRRUさんは2004年にイベントでコスプレを見て興味を持つようになり、2006年からはコスプレの大会にも参加。それ以来さまざまな賞を獲得しているベテランのコスプレイヤーで、Webサイトではこれまでの作品やそれらのアイテムの作り方などを公開しています。自身にとってコスプレは「変化の術」だと表現するWIRRUさん。もちろん男性キャラのコスプレもかっこいいので、性別関係なく好きなキャラクターに“変化”する姿を見てみたい方はのぞいてみるといいでしょう。