90年代のハイテクおもちゃ「電子手帳」について誰かと語り合いたい(1/2 ページ)
子どももハイテクしたかった。
まだインターネットが珍しいものだった90年代、「電子手帳」というおもちゃが流行っていました。大人が使うものを模したおもちゃというのは昔からありましたけど、電子手帳もたぶんそういう類のもので、当時はめちゃくちゃハイテクなおもちゃでした。
流行っていた……といいましたがもしかしたら局地的だったのかもしれません。こうした製品がおもちゃ屋のチラシによく載っていたから流行っている気がしていましたが、自分の持っているものと同じ電子手帳を持っている友達はいなかったため、赤外線通信機能を使った記憶がないのです(全く同じ型じゃないと赤外線通信不可だった)。
電子手帳には友達や家族の似顔絵を登録して、占いをして、ペットを育てて遊んでいました。たまごっち感覚。もちろん辞書ツールなどの勉強要素もあったけどあまり使った記憶がありません……。とはいえ、そうした電子手帳の持つ勉強要素は、親にねだるときに伝説の宝刀「勉強するから」が使えるので強い武器となりました。
今もそうしたハイテクなおもちゃは作られているのかと気になり、小学生2人の母である姉に聞いてみたところ、「幼児向けのパソコン型おもちゃとかは今もあるけど、小学生は3DSとか、何かを模したものじゃなくてパソコンやタブレットそのものにいく。友達の家にタブレット持ち寄って、テザリングして『荒野行動』してる」という答えが返ってきました。あらためて自分のころとはレベルが違いすぎる。
私のハマっていた電子手帳も、ねだらなくなったころにはカラーで専用モデムでインターネットにつなげられて、掲示板などに参加できるものが出ていたそうです。今回記事を書いたことで再び手にしたくてたまらなくなりましたが、たまごっちは見つかったのに電子手帳の所在は不明。
平成も終わりというまさに今、電子手帳トークがしたい。小学生のころは22時には寝てしまうから、電子手帳の中で飼っている犬猫が寝ている姿を見たことがなくて、大みそかに0時まで起きて初めて犬猫が寝ている姿を見ることができたときの感動とか分かち合いたいです。だ、誰か……。
(ちぷたそ)
これまでのお話
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