日本初の“傘”シェアリングサービス、12月から渋谷で開始 特殊傘を1日70円~月420円で借り放題
スタート時の加盟数は40~50カ所。2020年に全国3万カ所を目指すとしています。
日本初をうたう“傘”のシェアリングサービス「アイカサ」を、12月第1週より東京・渋谷駅周辺でNature Innovation Groupが開始します。駅近くの店舗やオフィスビルの遊休スペースに傘のシェアリングスポットを配置し、1日70円でレンタルし放題となるサービス。スタート時の設置場所は40~50カ所です。
アイカサは、街中のシェアリングスポットに配された盗難防止機能付きの特殊傘をどこからでもレンタルでき、好きなシェアリングスポットにサービス。利用者は雨天時に傘の購入費用や手荷物を減らすことができる一方で、提携店にも人々の誘導や利用料約10%を受け取れるといったメリットがあります。
レンタルは登録から決済までトークアプリ「LINE」で行う仕組み。アイカサ用のLINE@アカウントからシェアリングスポットを検索し、傘に表記された個別QRコードをスキャン。LINE上で表示されたパスワードで傘を解錠すると、70円で利用開始となります。
傘はグラスファイバー仕様の特注傘で、特殊ロック搭載によりユーザー以外開けられない仕様です。利用開始から24時間以内であれば違う傘であっても何度でもレンタルでき、1カ月の間に6日以上使った場合は料金が計420円でストップ、以降追加料金無しで利用できます。
Nature Innovation Groupの資料によると、日本におけるビニール傘消費量は年間8000万本。CO2に換算すると約5万トンに相当し、傘のシェアリングで消費量を減らすことは環境保護にもつながると同企業は訴えています。東京オリンピック・パラリンピック開催の2020年には東京を始めに、全国の傘流通数3万本を目指すとしています。
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