電車にも乗れちゃうくらい省スペース 災害時には電源にもなる折りたたみ式電動スクーター「UJET」がめっちゃイケてる(1/2 ページ)
非常時の電源としても活躍してくれる。
欧州にあるルクセンブルグに拠点を置くベンチャー企業が開発した折りたためる電動スクーター「UJET」がめっちゃイケてるので紹介します。マジで一家に一台ほしいレベル。
UJETはガソリンなどの燃料を使わない電動スクーター。炭素繊維を含む合金製フレームを採用し、角張ったメカニカルな見た目の外装が特徴となっています。
最大4.9馬力を出力するモーターで駆動するタイヤは静音処理が施され、最高速度はリミッター制限で45キロに設定されています。デジタルメーターはシンプルな作りで、速度やバッテリーの残量などを表示しつつ、Wi-Fiでスマホと連動させることで音楽再生やハンズフリー通話などにも対応できるそうです。
UJETの最大のメリットは折りたたみ式であること。前輪を後輪の横へ並べるように折りたたむことで、サイズは高さ120センチ、幅57センチ、奥行き84センチほどになり、キャリーやカートのように持ち運ぶことができます。ちょっと大きめの旅行用カートと思えば、混雑していない時間帯の電車やバスなどでの移動もできそうですね。
そして電動スクーターの要となるバッテリーは大小2種類から選べるようになっています。それぞれで走行可能距離に違いがあり、スモールver.は最長75キロ、ラージver.では最長150キロ。充電は家庭用コンセントから行えるようになっており、3時間から6時間ほどでフルチャージできるそうです。また、バッテリーは車体から取り外すことができるうえ、2つのUSBポートが用意されているので、非常時の電源としての活躍にも期待できます。
2018年夏から秋にかけて、日本各地で発生した災害時にはライフラインとして欠かせないスマートフォンの充電ができずに苦慮する声が多く挙がっていましたが、そういった事態に陥っても足となり電源となりオーナーを手助けしてくれる存在になってくれそうですね。
UJETの価格は8690ユーロ(約112万円)。メーカー公式サイトにて受注販売されており、カラバリエーションは6色。バッテリーはスモールver.がデフォルトになっており、ラージver.へ変更する場合は追加で1200ユーロ(約15万円)が必要になります。
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