2本のロボットアームでピザを焼く　米ピザハット、トヨタのトラックを魔改造したピザトラックを開発（1/2 ページ）

　米ピザハットが、荷台にピザ焼き設備とロボットアームを搭載したピザトラック「Tundra PIE Pro」を開発しました。

　Tundra PIE Proは、トヨタ自動車のピックアップトラック「タンドラ SR5」をベースに開発。荷台にはオーブンや冷蔵庫など、店舗同様のピザ焼き設備が取り付けられており、2台のロボットアームが作業を分担してピザを作り上げます。

　ピザが注文されると、まずは後方のロボットアームが冷蔵庫からオーダーのあったピザを取り出して、オーブンのコンベアの上にセット。じっくりと焼かれたピザがオーブンの反対側から出てくると、今度は前方に取り付けられたロボットアームの出番です。

　焼き立てのピザを取り上げ、まな板の上で6ピースに切り分けたあと、ピザハットのいつものボックスに滑り込ませると完成です。

　オーダーから焼き上がりまでにかかる時間は6分から7分ほど。店頭で注文するのと変わらない時間です。いつでも焼き立てのピザが届けられるようになれば、それは宅配ピザ業界の革新となるでしょう。ピザトラックが量産されて、一般化する日が早く来てほしいものです。

　YouTubeでは、Tundra PIE Proの製作工程の動画が公開されています。ピザトラックがどのような試行錯誤を経て完成したのか、そして実際にピザを焼き上げる様子も確認できます。

（だい）