あの「NIKEN」のGT仕様も出る! ヤマハの3輪「LMW」新型、ミラノで発表へ(1/2 ページ)
300cc版のプロトタイプ「3CT」を公開。
ヤマハ発動機は、11月8日に開幕する「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2018」で、新型3輪バイクのプロトタイプ「3CT」を公開します。
3CTは、ヤマハが近年、新世代のパーソナルモビリティとして力を入れる「Leaning Multi Wheel(LMW)」機構を採用した3輪バイク。フロントを2輪、リアを1輪とする構成で、バイクならではの利便性や爽快感はそのままに、走行安定性を高められるいいとこ取りの特長がウリ。低速走行時、悪路や段差、横風などに効果を発揮します。
LMWは、スクータータイプの「トリシティ125/155」、スポーツタイプの「NIKEN」(関連記事)が製品化。また、バイクだけでなく、キックボードのような形状をした電動パーソナルモビリティ「TRITOWN」、小型4輪モビリティ「MWC-4」といったコンセプトモデルも過去に発表しています(関連記事)。
EICMA 2018で発表予定の3CTは、現行トリシティシリーズに近い形状のボディーに、スポーツスクーター「XMAX 300」系統の300ccエンジンを搭載。通勤コミューターとしての用途と週末のツーリング用途を兼ねられるくらいに余裕を持たせた味付けになるようです。プロトタイプ名の3CT(3がTri、CTがCity)から、トリシティの追加・上位モデルであると推定できます。
なお3CTでは新たに、停車時に自立固定できる「チルトロック機構」を搭載することが明らかになりました。これまでのLMWではできなかったこの機能、駐停車時の使い勝手がかなり向上するはず。ちょっと期待です。
スポーツモデル「NIKEN」のツアラー仕様も登場
併せて、LMWを採用した初のスポーツモデルとして2018年9月に受注を開始した「NIKEN」(関連記事)にも、派生モデル「NIKEN GT」が加わります。
NIKEN GTは基本構造やパワートレインはそのままに、風雨を防ぐ大型スクリーンやロングツーリングでの積載に役立つパニアケース、グリップヒーターや快適性を高めたシート、センタースタンドなどの装備を追加します。こちらも日本発売が楽しみです。
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