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家出した夜に助けてくれたお姉さんにお礼を言いたい 感謝をつづった漫画に反響

感謝が届きますように。

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 家族とケンカして家出をした夜、心細い中を助けてくれたお姉さんたちへの「ありがとう」を描いた漫画に、感動の声が寄せられています。作者は以前、不登校になったときのエピソードを漫画にして(関連記事)話題になった漫画家兼看護師の明@Ming(@rikukamehameha)さん。

中学生の頃に家出をした夜のおはなし。お姉さんたちが良い人で良かった!

 中学生のころ、家族との口論がきっかけで何度か突発的に家出をしたことがある明さん。その日もまた口論になって家出し、約40キロ離れた祖父母の家を目指すことにしました。大人の足で約7時間半かかるような距離を歩いていこうとします。


中学生の頃、明さんは辛い時期を過ごしていたそうです(関連記事

40キロの距離を歩こうと思えるほど思い詰めていたのでしょう……

 そのうち人影もない山と森と海だけの場所にたどり着きましたが、目的地へ行くには山を超えなければならないことに気が付きました。怖いながらもとにかく進むしかないと歩き続けていたら、後ろから車に乗った女性に声をかけられました。観光客と思しき2人の女性は「ねえ、何でそんなとこ歩いてるのー? 乗ってよ。送っていってあげるから!」「もう遅いし危ないよー」と明さんを心配して話しかけてきます。

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暗い中で見上げる山は、昼間見るよりもずっと怖く感じるものです

道が暗いことも見知らぬ人に声を掛けられることも怖いですよね

 明さんは断りますが、それでもついてくるお姉さんたち。「訳は言わなくてもいいから」「どこに行きたいか教えてくれたら連れて行くから乗って」と呼びかけますが、知らない人だからと明さんは無視して歩き続けました。


心配して声を掛け続けてくれたお姉さんたち。それでも見知らぬ人なので安易に車に乗りたくはないです

 それでもお姉さんは諦めず、結局明さんの方が根負けして車に乗ることに。目的の街で降ろしてもらい、無事祖父母の家に行くことができました。お姉さんたちはいい人だったからよかったですが「本当は知らない人の車に載っちゃダメだよー!!」と明さんは呼びかけています。


無事に目的の金武町に到着しました。何事もなくて良かった

 その後父親が迎えに来て家に帰った明さん。覚えているのはそれだけで、怒られたかどうかも覚えていないそうです。

 暗い道を歩いているとき、本当はとても怖かったと明さん。真っ暗で誰もいないけれど、引き返すこともできなくて、誰かに助けてほしかったと振り返っています。旅行者らしいお姉さんたちは知らない土地を地図で調べながら慣れない道を走ってくれました。もしかしたら旅行が台無しになってしまったかもしれません。それでも、見捨てないでいてくれたお姉さんたちの存在が本当はすごくうれしかったと、明さんは感謝をつづっています。


何事もなく無事に到着できたのは、お姉さんたちのおかげですね

暗い中ひとりで歩いていて心細かったときに、優しい人たちに出会えて本当に良かった!

 お姉さんたちにしても、見知らぬ子どもに声をかけることに不安があったかもしれません。旅行中にもかかわらず手を差し伸べたお姉さんたちに「女神ですね」「お姉さんたちすごい」という称賛の声が上がるとともに、明さんの思いが2人に通じることを願う声が寄せられています。「ありがとう」が伝わるといいですね!

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 作者の明さんは現在「よみタイ」でコミックエッセイ「漫画家しながら、ツアーナースしています。」を連載中。学校の修学旅行や自然教室に同伴する看護師「ツアーナース」の仕事について描いています。

画像提供:明@Ming(@rikukamehameha)さん

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